【八尾市高安町南】築20年ALC外壁の付帯部塗装|軒天の染みや雨樋の汚れを一掃して家全体を守る
八尾市高安町南の付帯部塗装、付帯部塗装の工程を写真つきで解説します。
今回ご紹介するのは、八尾市高安町南で築20年を迎えたALC外壁のお住まいです。外壁や屋根の塗り替えを検討される際、見落としがちなのが「付帯部」と呼ばれる軒天や雨樋、水切りといった部分。実はこれらの部位も外壁本体と同じように紫外線や雨風にさらされ続けているため、劣化が進むと建物全体の耐久性に影響します。この記事では、付帯部塗装の工程を実際の現場写真とともに、分かりやすく解説していきます。
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付帯部塗装とは?なぜ必要な工程か
付帯部塗装とは、外壁本体以外の「軒天」「破風板」「雨樋」「水切り」「シャッターボックス」「笠木」といった細かな部材を塗装する工程のことです。これらの部位は、外壁ほど面積が大きくないため目立ちにくいのですが、実は雨水の排水や建物の端部を守る重要な役割を担っています。たとえば雨樋が劣化して塗膜が剥がれると、雨水が正しく排水されず、外壁内部に水が回り込んで雨漏りの原因になることも。また軒天は湿気がこもりやすく、放置するとカビや腐食が進んで建物の構造材にまでダメージが及ぶ恐れがあります。外壁や屋根と同じタイミングで付帯部も塗り替えることで、家全体を長持ちさせ、美観も統一感のある仕上がりになります。耐用年数は使う塗料のグレードにもよりますが、シリコン系なら10〜13年程度が目安です。
施工前の状態
今回の現場では、築20年が経過したことで付帯部にさまざまな劣化症状が見られました。軒天には雨水による染みや湿気の影響でカビが発生しており、放置すれば腐食が進むリスクがありました。シャッターボックスや水切りといった鉄部には、表面の塗膜が劣化して汚れが目立ち、錆の発生も確認されました。また雨樋も長年の紫外線で色あせが進み、白っぽくくすんだ状態です。こうした付帯部の劣化を放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りや建物内部の腐食といった深刻なトラブルにつながります。

屋根の軒裏部分で、カビや汚れが見受けられる状態。

外壁の高圧洗浄前の写真で、汚れや長年のチョーキングが確認できます。

外壁にひび割れが見受けられ、施工前の状態です。水切りの部分に劣化が見られます。


付帯部の下地処理
付帯部の塗装を始める前に、まずは「下地処理」として表面のケレン作業を行います。ケレンとは、研磨パッドや紙やすりを使って古い塗膜や汚れ、錆を削り落とす作業のこと。特に鉄部であるシャッターボックスや水切り、笠木などは、錆が残ったまま塗装すると新しい塗膜の下で錆が広がり、数年で膨れや剥がれが起きてしまいます。今回の現場でも、シャッターボックスや笠木の表面を丁寧にケレンして、錆や旧塗膜をしっかり除去しました。この下地処理を省略すると、いくら高級な塗料を使っても密着不良ですぐに剥がれてしまうため、塗装の成否を左右する重要な工程です。

シャッター部分のケレン作業中の様子。塗装前の下地処理が行われている。

付帯部の錆止め
鉄部の下地処理が終わったら、次は「錆止め」を塗布します。錆止めは、金属表面に防錆成分を含んだ下塗り材を塗ることで、錆の再発を抑え、上塗り塗料との密着を高める役割を持ちます。今回塗装したシャッターボックス、水切り、笠木はいずれも金属製のため、この錆止め工程が必須です。錆止めを省いて直接上塗りすると、わずか数年で錆が浮いてきて塗膜ごと剥がれ落ちるリスクがあります。現場では白色の錆止め塗料を使い、細かい隙間やエッジ部分まで丁寧に塗り込みました。錆止めが完全に乾いてから次の工程に進むことで、長持ちする仕上がりを実現します。

シャッターボックスの塗装中の写真。白い塗料を塗り込んでいる様子が写っている。



付帯部の下塗り
鉄部以外の付帯部、たとえば雨樋(塩化ビニール製)などには、錆止めではなく「下塗り」としてシーラーを塗布します。シーラーは下地と上塗り塗料をしっかり密着させる接着剤のような役割を果たし、塗料の吸い込みを抑えて仕上がりを均一にする効果があります。今回の現場では、雨樋の表面を丁寧にシーラーで下塗りし、上塗り塗料がムラなく密着するよう下地を整えました。この下塗り工程を省くと、上塗り塗料が下地に吸い込まれて膜厚が薄くなり、数年で色あせや剥がれが起きやすくなります。

雨樋の下塗りを行っている施工中の様子で、ローラーが白い塗料を塗っている。

付帯部の中塗り
下塗り(または錆止め)が乾燥したら、次は「中塗り」を行います。中塗りは、上塗りと同じ塗料を1回目として塗る工程です。なぜ同じ塗料を2回塗るかというと、規定の膜厚(塗料の厚み)を確保するためです。塗膜が薄いと紫外線や雨水の影響を受けやすく、耐久性が大きく下がってしまいます。今回の現場では、シャッターボックスや水切りの中塗りを丁寧に行い、塗料がしっかり乗るよう1回目の塗り重ねを完了しました。中塗りを省いて1回塗りで済ませると、数年で色あせや剥がれが起きるリスクが高まります。

シャッターボックスの中塗り作業中の写真。養生された状態で、ローラーを使って塗装しています。

付帯部の上塗り
中塗りが完全に乾燥したら、仕上げの「上塗り」を行います。上塗りは中塗りと同じ塗料を2回目として重ねることで、最終的な膜厚と美しい仕上がりを完成させる工程です。今回の現場では、シャッターボックス、雨樋、水切りなど各部位に上塗りを施し、均一でツヤのある仕上がりを実現しました。この上塗りまで丁寧に行うことで、塗膜が厚くなり紫外線や雨風への耐久性がぐっと高まります。中塗り・上塗りの2回塗りを確実に行うことが、塗装を長持ちさせる秘訣です。

シャッターボックスの上塗り作業中の写真。綺麗な仕上げが施されています。



よくあるご質問
Q. 付帯部塗装では、どの部分を塗るのですか?
A. 付帯部塗装では、軒天(軒裏の天井部分)、破風板(屋根の端を覆う板)、雨樋(横樋・竪樋)、水切り、シャッターボックス、笠木(ベランダや塀の上端)など、外壁本体以外の細かな部材を塗装します。今回の八尾市の現場でも、雨樋、シャッターボックス、水切り、笠木といった部位を丁寧に塗り替えました。これらの部位は雨水の排水や建物の端部を守る重要な役割を持っており、外壁と同じタイミングで塗装することで建物全体の耐久性を高めます。
Q. 付帯部の色は外壁と同じにしたほうがいいですか?
A. 付帯部の色選びは、外壁と同じ色で統一感を出す方法と、アクセントとして別の色を選ぶ方法があります。外壁と同系色にすると建物全体がすっきりまとまり、落ち着いた印象になります。一方、雨樋や破風板を濃い色にしてメリハリをつけると、デザイン性が高まります。今回の現場では、付帯部を外壁と調和する明るい色で仕上げ、全体が統一感のある美しい仕上がりになりました。お好みやご自宅の外観イメージに合わせて、担当者と相談しながら決めるのがおすすめです。
Q. 付帯部塗装の耐用年数はどのくらいですか?
A. 付帯部塗装の耐用年数は、使用する塗料のグレードによって変わります。一般的にはシリコン系塗料で10〜13年、フッ素系塗料で15〜20年程度が目安です。ただし、雨樋や軒天は雨水や湿気にさらされやすいため、外壁本体よりもやや早く劣化が進む場合もあります。今回の八尾市の現場では、築20年を迎えたタイミングで付帯部にも劣化が見られたため、外壁・屋根と同時に塗り替えを行いました。定期的なメンテナンスで付帯部を守ることが、建物全体の長寿命化につながります。
まとめ
付帯部塗装は、外壁や屋根に比べて面積は小さいものの、建物全体の耐久性と美観を守るために欠かせない工程です。今回の八尾市の現場では、軒天・雨樋・シャッターボックス・水切り・笠木といった各部位を、下地処理から上塗りまで丁寧に仕上げました。外壁や屋根と同じタイミングで付帯部も塗り替えることで、家全体が統一感のある美しい姿によみがえり、長持ちする住まいを実現できます。
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