お電話でのご相談0120-307-116 メール相談
八尾市・平野区・松原市・藤井寺市・羽曳野市の外壁塗装・屋根塗装専門店
リフォームローン対応 相見積もり歓迎
点検・調査・お見積り・ご相談など無料で承ります!
お電話でのお問い合わせ 0120-307-116 メール相談はこちら
電話メール
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 施工事例紹介
  4. 松原市大堀|築19年の外壁を鮮やかな色に|色の決め方5ステップと全工程

BLOG

ブログ

施工事例紹介

松原市大堀|築19年の外壁を鮮やかな色に|色の決め方5ステップと全工程

BEFORE 施工前
松原市大堀 築19年サイディング外壁の塗り替え前の全景
AFTER 施工後
松原市大堀 鮮やかな深緑色に塗り替えた外壁の完成全景

「好きな色はあるんです。でも、それを家一軒に塗っていいのかが分からなくて」

松原市大堀のお客様から最初にいただいたご相談は、劣化の話ではなく色の話でした。築19年の窯業系サイディング。シーリングは切れ、外壁は水を吸い始めていて、工事が必要なことはご本人もよく分かっておられました。それでも工事が動き出さなかったのは、色が決められなかったからです。カタログを何ヶ月も眺めては閉じる、を繰り返しておられました。

それから25日後。足場が外れた日、お客様はご自宅を少し離れた場所から見上げて、こう言われました。

「これしかなかった、って今なら思います」

この記事は、その色が決まるまでと、決まってからの25日間の記録です。外壁は鮮やかな深緑にフッ素樹脂塗料のKFシェアルドF、屋根はシックなブラウン系にファインパーフェクトベスト。シーリングの打ち替えとベランダ防水まで含めた工事です。

どんな色を選んだかではなく、どうやって決めたか。その手順を、全工程22枚の写真とあわせて公開します。

工事データ

施工エリア 大阪府松原市大堀
築年数 19年
建坪 35坪
建物 2階建て戸建て/窯業系サイディング+急勾配のスレート屋根
施工内容 外壁塗装/屋根塗装/色選び(カラーシミュレーション・塗り板確認)/シーリング打ち替え/ベランダ防水
使用塗料 外壁:KFシェアルドF(フッ素樹脂/KFケミカル)
屋根:ファインパーフェクトベスト(日本ペイント)
工期 25日
保証 外壁7年・屋根5年
工事費用 現地調査後にお見積り
※建物の形状・面積・劣化状況によって変わるため、現地を確認したうえでご提示しています

ご相談のきっかけ|劣化は分かっていた、決まらなかったのは色だった

現地調査にうかがったのは初夏でした。建物を一周して、劣化のポイントはすぐに整理できました。

まず外壁の継ぎ目です。シーリングが硬化して破断し、隙間が開いていました。シーリングは外壁材そのものより寿命が短い消耗品で、日当たりの良い面では築5年を過ぎたころからひび割れが出ることもあります。築19年で切れているのは、むしろ順当な経過です。

色選びの前に確認したシーリングの破断状態
継ぎ目のシーリングが破断し隙間が開いていた

次に外壁の色褪せです。手で触ると粉が付く状態まで進んでおり、これは塗膜の防水性が切れているサインです。この状態のサイディングは雨のたびに水を吸います。水を吸ったサイディングは反ったり膨れたりして変形し、そうなると塗装では戻せず張り替えになります。塗り替えで対処できるうちに手を打つのと、変形してから張り替えるのとでは、費用が2〜3倍変わります。

紫外線で色褪せし防水性が落ちたサイディング外壁
紫外線による色褪せで防水性が落ちた外壁

加えて、庭側の壁にツタが伸びていました。土のある場所から壁を伝って上がってくるもので、外側に出ているうちはまだ扱いやすい部類です。厄介なのは外壁の内側、通気層の中に入り込むケースで、こうなると撤去が難しくなります。今回は除去したうえで、根をバーナーで処理して再発を止めました。

外壁に伸びたツタの繁殖状況
外壁を伝って伸びていたツタ

そしてベランダです。床面が雨のたびに水を吸っており、振動と吸水・乾燥の繰り返しでコンクリート下地に亀裂が入っていました。屋根のないベランダやテラスは直接雨と日光を受けるため、建物のなかでも劣化が早く出る場所です。ここは防水工事もあわせてご提案しました。

ベランダ床のコンクリート下地に入った亀裂
ベランダ床の下地に入っていた亀裂

ここまでの説明にお客様は納得されていました。それでも見積書にご署名いただくまでには、そこから時間がかかりました。理由はひとつです。「で、何色にするか」が決まらなかった。工事の内容は業者が決められますが、色だけはお客様が決めるものだからです。

外壁の色はどうやって決める?|迷いを減らす5つのステップ

外壁の色を残すもの、全体像、塗り板、時間帯、家並みの5ステップで決める図解
外壁の色は、家全体と周囲の景色まで見て決めます

色選びで行き詰まる方には、ある共通点があります。「何色にしたいか」から考え始めていることです。この入口から入ると、候補は事実上無限にあります。カタログには数百色が並び、どれも悪くないように見えて、決め手がありません。何ヶ月も決まらないのは当然です。

私たちがご案内しているのは逆の順番です。選ぶのではなく、消していく。以下の5ステップは、そのための手順です。

ステップ1:好きな色ではなく「残すもの」から決める

最初にやるのは、色を選ぶことではありません。今回変えないものを書き出すことです。

戸建ての外観には、塗装では色を変えない(あるいは変えにくい)要素がいくつもあります。代表的なのは次の4つです。

  • 屋根:塗り替える場合も色の選択肢は外壁ほど広くありません。先に決めてしまうのが実務的です
  • サッシ(窓枠):アルミサッシは基本的にそのまま。ブロンズ/シルバー/ブラックなど、既存の色が外観全体の下地になります
  • 玄関ドア:木目調や既製の色柄はそのまま残すことがほとんどです
  • 屋根瓦・タイル・化粧石などの張り物:塗装しない部分がある場合、その色は動きません

この4つが決まっていれば、外壁に選べる色は自動的に絞られます。たとえばサッシがブロンズ(茶系)の家に、青みの強いクールなグレーを合わせると濁って見えます。玄関ドアが濃い木目なら、外壁は木目と競わない明度にしたほうがまとまります。

今回のお宅は、屋根をブラウン系にすることが早い段階で決まっていました。ここが決まった時点で、外壁の候補から「屋根と近すぎる茶系」と「屋根と喧嘩する紫系」が消えます。候補を増やすのではなく、消す作業から始める。これが1つ目のステップです。

ステップ2:カラーシミュレーションで全体像を見る|カラーシミュレーションは当てになる?

候補が数色まで絞れたら、次はカラーシミュレーションです。ご自宅の写真をもとに、外壁の色を差し替えた画像をお見せします。

これが有効なのは、「面で見たときのバランス」が分かる点です。色見本のチップを眺めているときには想像できない、屋根との相性、サッシとの相性、玄関まわりの見え方が一度に確認できます。特に今回のように屋根と外壁を別系統の色にする場合、この確認は欠かせません。

ただし、正直に限界もお伝えしています。画面で見た色と、実際に塗り上がる色は一致しません。

なぜ一致しないのか

パソコンやスマホの画面は、自ら光を出して色を見せています。一方、塗装された外壁は太陽光を反射して見えています。発色の原理が違うため、同じ色データでも印象がずれます。さらに、画面の明るさ設定・色温度設定・機種によっても見え方は変わります。同じシミュレーション画像をスマホとパソコンで見比べると、別の色に見えることさえあります。

ですからシミュレーションは、「方向性を確かめる道具」として使うのが正解です。ここで最終決定はしません。この段階の目的は、候補を2〜3色まで落とすことです。

ステップ3:A4以上の塗り板を屋外で見る|色見本と実物の色が違うのはなぜ?

候補が2〜3色になったら、実際に使う塗料でA4以上の大きさの塗り板を作ります。そして、それを屋外に持ち出して見ていただきます。

色見本帳の小さなチップで決めてはいけない理由は2つあります。

1つ目は、光の環境が違うこと。室内の蛍光灯やLEDの下で見る色と、屋外の太陽光の下で見る色は別物です。特に室内照明は電球色・昼白色・昼光色で色味が大きく変わるため、室内で「これがいい」と決めた色が、外に出た瞬間に違って見えることは珍しくありません。塗り板は必ず屋外で、しかも建物の壁に当てて見ます。

2つ目は、面積効果があること。同じ色でも、小さい面積で見るときと大きい面積で見るときでは、明るさと鮮やかさの感じ方が変わります。小さなチップで「ちょうどいい」と思った色は、家一軒に塗ると想像より薄く、そして鮮やかに出ます。この差は思っているより大きく、5cm角のチップとA4サイズの塗り板でも印象が変わります。だからこそA4「以上」なのです。

今回のお客様は、深緑の候補を2色に絞ったあと、塗り板を実際の外壁に当てて何度も見比べられました。最終的に選ばれたのは、当初の第一候補ではなく、もう一段だけ深い方でした。面積効果を織り込むと、迷ったときは想定より濃い側を選ぶほうが失敗が少ない。これは経験則としても言えることです。

ステップ4:時間帯を変えて見る

塗り板を屋外で見るとき、1回で終わらせないようにお願いしています。少なくとも朝・昼・夕方の3回、できれば曇りの日にも見てください。

  • 朝:光がやや青みを帯び、色は締まって見えます
  • 昼:光量が最も多く、色は最も明るく・薄く見えます
  • 夕方:光が黄〜赤みを帯び、暖色系は濃く、寒色系はくすんで見えます
  • 曇り:全体の彩度が落ち、色の違いが分かりにくくなります

特に見落とされやすいのが夕方です。西日の当たる面は1日のうち数時間、まったく違う顔になります。今回選んだ鮮やかな深緑も、昼と夕方ではかなり印象が変わりました。お客様がその両方を見たうえで「どちらも好き」と言えたことが、最終決定の決め手になりました。

逆に言えば、昼の1回だけ見て決めると、住み始めてから毎日夕方に違和感を覚える、ということが起こり得ます。

ステップ5:ご近所の家並みと並べて考える

最後は、家単体ではなく街並みのなかでどう見えるかです。外壁の色は自分の家の中からは見えません。見るのは、道から自宅を見たときの自分と、通りを歩く人です。

やり方は簡単で、塗り板を持って自宅の前の道を少し歩き、離れた位置から周囲の家と一緒に視界に入れるだけです。ここで確認するのは次の2点です。

  • 周囲から浮きすぎていないか(同化しすぎる必要はありません)
  • 隣家との境界がはっきりするか(隣とほぼ同じ色だと、建物が2軒つながって見えることがあります)

松原市大堀のように戸建てが密度高く並ぶエリアでは、この確認が効きます。今回は周囲にベージュ系・グレー系が多かったため、深緑は明確に個性が出ます。ただし「浮く」のではなく「引き立つ」側に収まっているかを、実際の街並みのなかで確かめました。

家族で意見が割れたときはどうする?

色選びで最も時間を消費するのが、ここです。ご主人と奥様、あるいは同居のご家族で意見が分かれる。そしてお互いに「いい色」を出し合うため、候補が増え続けて収束しません。

このときの解き方はひとつです。

「好きな色」を出し合うのをやめて、「絶対に嫌な色」から消していく。

好みは人それぞれで一致しませんが、嫌なものは意外と一致します。「うちは白っぽいのは汚れが目立つから嫌」「真っ黒は暑そうで嫌」「ピンク系は絶対にない」。この作業を家族全員でやると、数百色あったカタログが十数色まで一気に減ります。

そして残った十数色は、全員が「これなら嫌ではない」と言える色です。そこからステップ2以降に進めば、あとは全員が納得する形で決まります。足し算ではなく引き算で進める。これが家族の意見をまとめる一番早い方法です。

鮮やかな色を選ぶときに知っておきたいこと

鮮やかな外壁色を選ぶ前に確認する3つの注意点の図解
鮮やかな色は、面積や周囲との見え方まで確認してから選びます

今回のお客様が選ばれたのは、鮮やかな深緑でした。彩度の高い色を外壁に使うとき、正直にお伝えしていることがあります。

彩度の高い色は、白やベージュに比べて色の変化が出やすい。これは塗料に使われる顔料の性質によるものです。鮮やかな発色を出すために使われる有機顔料は、白やベージュ・グレーに使われる無機顔料に比べて紫外線に弱い傾向があります。

ただし、これは塗料のグレードで対策できます。色の変化は顔料だけでなく、顔料を抱えている樹脂の劣化にも左右されるためです。樹脂の耐候性が高いほど塗膜が長く健全に保たれ、結果として色の変化もゆるやかになります。

そこで今回、外壁にはフッ素樹脂塗料のKFシェアルドFを採用しました。フッ素はアクリル・ウレタン・シリコンより上位の樹脂グレードで、耐候性に優れます。「鮮やかな色を選ぶなら、塗料のグレードを一段上げる」。これが現実的な答えです。

なお、標準色にない色を希望される場合は、特注で色をつくる調色という方法もあります。調色は製造と納品に日数がかかるため、その分だけ早めに決めていただく必要があります。

施工の全工程|色が決まってからの25日間

色が決まってから足場設置、シーリング、高圧洗浄、外壁塗装、屋根塗装、ベランダ防水、完了検査へ進む施工フロー図
色をきれいに見せるには、下地処理と工程管理が欠かせません

色が決まってからは早いものでした。ここからは実際の工程を写真で追います。

1. 足場設置|急勾配の屋根には屋根足場も組む

このお宅の屋根は勾配が急だったため、通常の外部足場に加えて屋根足場を組みました。

急勾配屋根に組んだ屋根足場
急勾配のため屋根にも足場を設置

洗浄前の屋根には砂や長年の汚れが堆積していて、乗るとよく滑ります。運動場をスニーカーで走ったときに滑る感覚に近く、それが高所で起きると危険です。手すりを一定間隔で這わせることで落下を防ぎ、同時に職人が安定した姿勢で塗れるようになるため、仕上がりの精度も上がります。

2. シーリング打ち替え|撤去してから新しく充填する

既存のシーリングは硬化が進み、触ると粉がふく状態でした。新築時はゴムのように柔らかく、地震や温度変化による外壁材の動きを吸収する役割を持っています。硬くなるとこの吸収ができず、外壁材そのものを傷めます。

硬化して粉をふいた既存シーリング
硬化して粉をふいていた既存シーリング

今回は撤去・打ち替えで施工しました。既存を残したまま上から重ねる「増し打ち」ではなく、カッターで切り取って完全に撤去します。撤去することで新しいシーリングを十分な厚みで充填でき、寿命が変わります。

劣化したシーリングを撤去した目地
既存シーリングを撤去した目地

撤去後、刷毛で塗っているのがプライマーです。接着力を高める役割に加え、シーリングに含まれる可塑剤(柔軟性を出す成分)が流出するのを抑える働きがあります。これを省くと密着不良で早期に剥がれ、数年で隙間が開きます。充填するすべての箇所に必要な工程です。

シーリング目地へのプライマー塗布
シーリング目地へのプライマー塗布

使用したシーリング材は変成シリコンです。後から塗る塗料との相性が良く、塗装工事に適しています。今回は塗装より先に打つ「先打ち」なので、上から塗料が乗ることを前提に白で充填しています。

変成シリコンシーリングの充填作業
変成シリコンを充填していく
打ち替えが完了したシーリング目地
打ち替えが完了したシーリング目地

目地だけでなく、エアコン配管まわり、ベランダ笠木と外壁の取り合い、玄関扉の枠、窓まわりと、シーリングが入っている箇所はすべて打ち込みます。

玄関扉まわりの開口部シーリング
玄関扉の枠まわりも丁寧に充填

3. 高圧洗浄|色を乗せる前に落としきる

汚れの上に塗料を乗せると、どれだけ良い塗料を使っても数年で剥がれます。築19年分の埃・チョーキングの粉・苔を、水圧で徹底的に洗い流します。

外壁の高圧洗浄作業
高圧洗浄で汚れを洗い流す

4. 外壁塗装|下塗りで受け止め、上塗りで色を決める

養生を終えてから塗装に入ります。まずシーラーと呼ばれる下塗り材です。白濁色ですが、乾くと透明になります。

外壁下塗り シーラー塗布の様子
外壁下塗り シーラーの塗布

シーラーの役割は2つ。ひとつは上に乗る塗料との密着を高めること。もうひとつは、劣化して吸い込みの激しくなったサイディングに先に吸わせて、上塗り塗料が吸い込まれるのを防ぐことです。ここを省くと上塗りがムラになり、色も本来の発色になりません。色を正しく出すための工程でもあります。

そして上塗りです。ここでようやく、決めた深緑が壁に乗ります。

選んだ深緑色で外壁を上塗りしている様子
選んだ深緑色を外壁に塗り重ねる

塗り重ねることで元の色が透けることはありません。塗装は色を大胆に変えられる工事で、そこが醍醐味でもあります。ただしその自由度が高いぶん、決めるまでの手順が結果を左右するのだということが、この現場ではよく分かりました。

5. 屋根塗装|強化シーラーで下地を固める

屋根の下塗りには強化シーラーを使いました。屋根は外壁以上に吸い込みが激しいため、通常のシーラーより下地を強固に固めるタイプを選びます。下地が締まることで、上に塗る塗料が本来の性能を発揮できます。

屋根の下塗り 強化シーラー塗布
屋根の下塗り 強化シーラーの塗布

中塗りでブラウン系の色が入ります。オレンジ色のプレートはジャッキベースという屋根足場の支えで、屋根を塗る際は一箇所ずつ浮かせながら塗り進めます。

屋根の中塗り ブラウン系の色が入る様子
屋根の中塗り ブラウン系の色が入る

上塗りに使用したのは日本ペイントのファインパーフェクトベストです。ラジカル制御タイプで、色褪せの原因となるラジカルの発生を抑え、艶のある状態を長く保ちます。ここ十数年で一気に普及し、住宅の屋根塗装では定番と言える塗料です。

ファインパーフェクトベストで塗り上げた屋根
ファインパーフェクトベストで仕上げた屋根

艶が戻ると日光の反射が変わります。防水性も回復し、雨水が水滴になって流れ落ちるようになりました。

艶が戻り光を反射する塗装後の屋根面
艶が戻り光を反射する屋根面

6. ベランダ防水|下地の亀裂を止めてから防水層をつくる

現地調査で亀裂の入っていたベランダは、ウレタンによる防水工事を行いました。高圧洗浄のあと手作業で床面を清掃し、ひび割れと目地をシーリングで埋めて下地をフラットに整えます。そのうえでプライマーを塗り、湿気を逃がすための通気緩衝シートを敷き込みます。

ベランダ防水 通気緩衝シートの敷設
ベランダ床への通気緩衝シート敷設

立ち上がりの入隅にはシーリングを打って割れを防ぎ、ウレタンを2回塗り重ねて必要な膜厚を確保。最後にトップコートで防水層を保護して完了です。

トップコートまで仕上げたベランダ防水層
トップコートまで仕上げたベランダ防水層

7. 完了検査と足場解体

足場を解体する前に、お客様と一緒に確認を行います。足場があるうちでなければ高所の手直しができないためで、順番を逆にすると意味がありません。塗り残し、付帯部の仕上がり、シーリングの充填状態を一つずつ見ていただき、そのうえで足場を外しました。

松原市大堀で色が先に傷むのはどの面か

松原市大堀の外壁色が南面、西面、北面、道路側で傷み方が変わることを示した方角図
面ごとの傷みやすさも、色選びの判断材料になります

色選びの話をしてきましたが、選んだ色がどれくらい保つかは、その土地の環境にも左右されます。松原市大堀という場所の条件を整理しておきます。

まず、内陸であるため塩害の影響はほとんどありません。大阪湾に面した沿岸部では、飛来する塩分が金属部の錆や塗膜の劣化を早めますが、松原市は内陸に位置しているためこの要因は小さく見積もれます。付帯部の鉄部や、ベランダの手すり、シャッターボックスといった金属部の傷み方は、沿岸エリアより穏やかです。

一方で効いてくるのが日射です。この地域は遮るものの少ない住宅地が広がり、夏場の日射量が多くなります。実際、現地調査でも劣化の進み方に方角の偏りがはっきり出ていました。

  • 南面:一日を通して日が当たるため、色褪せとチョーキングが最も早く進みます
  • 西面:西日の熱と紫外線を長時間受けるため、南面に次いで傷みます。シーリングの破断も西面から出やすい傾向です
  • 北面:色褪せは遅いものの、乾きにくいため苔や藻が付きやすくなります

この事例でも、シーリングの破断と色褪せは日当たりの良い面に集中していました。そして色選びの観点で言えば、彩度の高い色を選ぶなら、南面と西面の劣化速度を前提に塗料グレードを決める必要があります。今回フッ素樹脂塗料を選択した判断には、この地域条件も含まれています。

もうひとつ、松原市大堀は戸建てが密度高く並ぶエリアです。隣家との距離が近い面は日が入りにくく乾きにくいため、同じ家のなかでも面ごとに劣化のスピードが変わります。塗り替えの周期は、いちばん傷みの早い面を基準に考えるのが実務的です。

完工の日|「これしかなかった」

足場が外れた日、お客様は道路に出て、少し離れた場所からご自宅を見上げておられました。しばらく正面と側面を行き来したあと、こう言われました。

「これしかなかった、って今なら思います」

何ヶ月も決まらなかった色です。決まってしまえば「これしかない」と感じるのは、たまたまではありません。屋根とサッシに合う色を残し、シミュレーションで方向を確かめ、塗り板を屋外で朝と夕方に見て、街並みのなかに置いてみた。そのすべてを通過した色だからこそ、最後に迷いが残らなかったのだと思います。

晴れた日に見ると、深緑の外壁が光を受けて表情を変えます。屋根のブラウンとのバランスも、写真より実物のほうが落ち着いて見えます。色を大きく変える工事は勇気が要りますが、手順を踏めば、勇気ではなく納得で決められます。

よくあるご質問

外壁の色はいつまでに決めればいいですか?

着工の2〜3週間前までに決まっていれば余裕を持って進められます。標準色であれば数日前でも間に合いますが、特注で色をつくる調色の場合は塗料メーカーでの製造と納品に日数がかかるため、早めの決定が必要です。ただ、実務上いちばん大事なのは締切そのものより順番です。屋根やサッシなど「変えないもの」を先に確定させ、そのあとで外壁の候補を絞る流れにしておくと、迷う範囲が最初から狭くなります。逆に外壁の色から考え始めると、候補が無限に増えて決まらなくなります。

カラーシミュレーションだけで色を決めても大丈夫ですか?

全体のバランスを確かめる道具としては非常に有効ですが、それだけで最終決定するのはおすすめしません。パソコンやスマホの画面は光を発して色を見せているのに対し、実際の外壁は太陽光を反射して見えています。発色の仕組みが違うため、同じ色データでも印象がずれます。さらに画面の設定によっても見え方が変わります。シミュレーションは「屋根やサッシと喧嘩しないか」「濃さの方向性は合っているか」を判断する段階までに使い、最終確認は必ず実物の塗り板で行ってください。

鮮やかな色は本当に褪せやすいのですか?

褪せやすさは色そのものより顔料と塗料のグレードで決まります。一般に赤系や黄系など彩度の高い色に使われる有機顔料は紫外線に弱く、白やベージュに使われる無機顔料に比べて色の変化が出やすい傾向があります。ただしこれは塗料のグレードで対策できます。この事例では鮮やかな深緑をご希望だったため、外壁にフッ素樹脂塗料のKFシェアルドFを採用しました。樹脂そのものの耐候性が高いほど塗膜の劣化が遅く、結果として色の変化もゆるやかになります。彩度の高い色を選ぶなら、塗料のグレードを一段上げる。これが現実的な答えです。

屋根の色は外壁と同じ系統に合わせるべきですか?

同じ系統にする必要はありません。むしろ、屋根は外壁より濃い色にしておくと外観が締まって見えます。この事例では外壁が鮮やかな深緑で、屋根はシックなブラウン系にしました。系統は違いますが、どちらも彩度と明度の関係が整理されているため、離れて見たときにまとまります。判断の目安は、屋根・外壁・付帯部を並べたときに「どこが一番暗いか」がはっきりしているかどうかです。全部が同じくらいの明るさだと、ぼんやりした外観になります。

塗ったあとで色が気に入らなかった場合はやり直せますか?

技術的には塗り直せますが、足場を組み直して塗料も新たに用意することになるため、現実的な選択肢とは言えません。だからこそ、塗る前の確認に時間をかけます。私たちは色見本帳の小さなチップだけで決めていただくことはせず、実際に使う塗料でA4以上の塗り板を作り、屋外で、朝と夕方それぞれの光の下で見ていただきます。さらに足場を組んだあと、下塗りが終わった段階でもう一度だけ最終確認の機会をつくります。ここまでやれば、塗り上がってから「思っていたのと違う」となることはほぼありません。

松原市で外壁の色に迷っている方へ

この記事の最初に書いたとおり、このお客様は「好きな色はあるけれど、家一軒に塗っていいのか分からない」と何ヶ月も止まっておられました。それは優柔不断だからではありません。決め方を知らないまま、いきなり決めようとしていたからです。

外壁の色は、感性で当てるものではなく、手順で絞るものです。変えないものから決め、シミュレーションで方向を確かめ、塗り板を屋外で、時間帯を変えて、街並みのなかで見る。家族で割れたら好きな色ではなく嫌な色から消す。この順番で進めれば、色は必ず決まります。

みのりペイントは大阪市平野区に拠点を置き、松原市を含む近隣エリアで施工しています。色選びのご相談だけでも構いません。塗り板の作成も、時間帯を変えた確認も、いつもやっていることです。「まだ塗る時期ではない」と判断した場合は、正直にそうお伝えします。

無料

みのりペイント 代表 松本代表・松本|お気軽にどうぞ

写真を送るだけ、スマホで無料診断

劣化のサインが気になったら、お家の写真をLINEで送るだけ。無料で状態を診断し、今すぐ塗るべきか・まだ待てるかを正直にお伝えします。

  • 大阪・平野区の業者が対応
  • 無料・かんたん
  • しつこい営業はしません
みのりペイント 代表 松本代表・松本|お気軽にどうぞ
  • 大阪・平野区の業者が対応
  • 無料・かんたん
  • しつこい営業はしません

電話で相談メール相談LINE特典