外壁塗装をやり直したい時の対応|業者交渉の手順と費用負担の考え方
外壁塗装のやり直しが必要になるケースとは

外壁塗装のやり直しとは、施工後に塗膜の剥がれや色ムラ、塗り残しなどの不具合が見つかった場合に、業者に再施工を求めることを指します。

一般的に、外壁塗装は適切に施工されれば10〜15年の耐久性を持ちますが、以下のような不具合が発生した場合はやり直しの対象となります。
- 施工後1〜3年以内に塗膜が剥がれる(下地処理不足・塗料の乾燥時間不足)
- 色ムラや塗りムラが目立つ(塗り回数不足・希釈率の誤り)
- 指定した塗料と異なる製品が使われた(契約違反)
- ひび割れの補修が不十分(下地処理の手抜き)
- 施工範囲の塗り残し(雨樋の裏・軒天など)
ただし、すべての不具合が「業者の責任」とは限りません。施工後の自然劣化(5〜10年経過後の色あせなど)や、想定外の外的要因(台風・地震による損傷)は、やり直しの対象外となるのが一般的です。
施工直後から1〜2年以内に発生する不具合は施工不良の可能性が高いため、まずは業者に連絡して現地調査を依頼しましょう。
やり直し交渉を始める前に確認すべきこと

業者にやり直しを依頼する前に、以下の3点を必ず確認してください。冷静に状況を整理することで、スムーズな交渉につながります。
契約書と保証書の内容を確認する
まずは契約書と保証書を手元に用意し、以下の項目をチェックしましょう。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 保証期間 | 施工後何年まで保証されるか(一般的には1〜5年) |
| 保証内容 | 塗膜の剥がれ・色ムラ・施工不良が対象か |
| 免責事項 | 自然災害・経年劣化は対象外となる場合が多い |
| 使用塗料 | 契約書に記載された塗料名とメーカー保証 |
保証書に「塗膜の剥がれ・膨れは施工後3年間無償補修」などの記載があれば、無償でのやり直しを要求できる根拠になります。
不具合の状況を写真と文章で記録する
やり直し交渉では「証拠」が重要です。以下の方法で不具合を記録しましょう。
- 写真撮影:日付入りで、全体と拡大の両方を撮る
- 発生時期:いつ不具合に気付いたかをメモ
- 場所と範囲:外壁のどの部分に、どの程度広がっているか
- 施工時の天候:施工時の雨天・高温などの記録があれば残す
これらの記録は、業者との交渉だけでなく、後述する第三者機関への相談でも役立ちます。
保証期間外でも交渉の余地はある
保証期間を過ぎていても、明らかな施工不良であれば業者に責任を問える場合があります。
たとえば、契約書に「シリコン塗料で耐久年数10年」と記載されているのに2年で全面的に剥がれた場合、契約不履行として損害賠償請求の対象になる可能性があります。
みのりペイント(大阪市平野区)では、他社施工の外壁で不具合が発生した場合の無料診断も行っています。第三者の視点で施工状態を確認し、適切なアドバイスをいたします。
業者へのやり直し交渉の手順

不具合の記録と契約書の確認が済んだら、実際に業者へ連絡します。以下の手順で進めましょう。
1. 業者に連絡して現地調査を依頼する
まずは電話またはメールで業者に連絡し、「外壁に不具合が出たので現地調査をお願いしたい」と伝えます。
感情的にならず、事実を淡々と伝えることが重要です。
連絡時に伝える内容:
- 施工日(○年○月に外壁塗装を依頼した)
- 不具合の内容(塗膜の剥がれ・色ムラなど)
- 発生時期(施工後○年で発生)
- 写真を送付できる旨
優良業者であれば、すぐに現地調査の日程を調整してくれます。
2. 現地調査で不具合の原因を確認する
業者が現地調査に来たら、以下のポイントを確認しましょう。
- 不具合の原因:下地処理不足・塗料の乾燥不足・施工時の雨天など
- 補修方法:部分補修で済むか、全面やり直しが必要か
- 費用負担:無償補修か、一部有償か
- 工事時期:いつ補修できるか
この段階で業者が「経年劣化です」と一方的に主張する場合や、連絡が取れなくなる場合は、次項の第三者機関への相談を検討してください。
3. 書面で補修内容と費用負担を確認する
業者が補修に応じる場合は、口約束ではなく書面で合意内容を残すことが重要です。
書面に記載すべき項目:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補修範囲 | どの部分を補修するか(全面 or 部分) |
| 使用材料 | 補修に使う塗料・シーリング材の名称 |
| 費用負担 | 全額業者負担 or 一部お客様負担 |
| 工事日程 | 着工日と完了予定日 |
| 保証 | 補修後の保証期間 |
この書面があれば、後日トラブルになっても証拠として使えます。
業者が対応しない場合の第三者機関活用
業者が連絡を無視する、または「経年劣化なので有償です」と一方的に主張する場合は、第三者機関に相談しましょう。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)は、国土交通大臣指定の公的機関で、リフォームに関するトラブルの相談を無料で受け付けています。
- 電話番号:0570-016-100(ナビダイヤル)
- 受付時間:平日10:00〜17:00
- ホームページ:https://www.chord.or.jp/
専門の建築士が中立的な立場でアドバイスしてくれるため、施工不良かどうかの判断材料になります。
消費生活センター
消費生活センター(188番)では、契約トラブル全般の相談を受け付けています。
特に以下のケースで有効です:
- 契約内容と実際の施工が明らかに違う
- 業者が連絡を無視する
- 不当な追加請求をされた
消費生活センターから業者に連絡が入ることで、対応が改善する場合もあります。
弁護士への相談(法的手段)
業者が補修に応じず、損害額が大きい場合は弁護士に相談して法的措置を検討します。
ただし、弁護士費用は30〜50万円程度かかる場合があるため、損害額とのバランスを考えて判断しましょう。
少額訴訟(60万円以下の請求)なら、弁護士なしでも本人が手続きできます。
やり直し費用の負担はどうなる?

やり直し費用の負担は、不具合の原因によって変わります。
| 原因 | 費用負担 |
|---|---|
| 施工不良(下地処理不足・塗り回数不足など) | 業者が全額負担(保証期間内) |
| 契約違反(指定と違う塗料を使用) | 業者が全額負担 |
| 自然災害(台風・地震による損傷) | お客様負担(火災保険で対応可能な場合あり) |
| 経年劣化(5年以上経過後の色あせなど) | お客様負担 |
| グレーゾーン(施工3〜5年後の剥がれなど) | 協議により折半の場合もある |
保証期間内の施工不良であれば、業者の全額負担が原則です。
ただし、保証書に「自然災害は免責」などの記載がある場合、台風や地震による損傷は対象外となります。この場合は火災保険の「風災補償」を確認しましょう。
また、施工後3〜5年のグレーゾーンでは、業者と協議して費用を折半するケースもあります。「全額負担しろ」と強硬に主張するより、「半額補助してもらえないか」と相談する方が現実的な解決につながる場合もあります。
やり直しを依頼する際の注意点
煽り業者による「無料点検」に注意
外壁塗装のやり直しを検討している方を狙った悪質な訪問業者が存在します。
以下のような営業トークには注意してください:
- 「お宅の外壁、前の業者の施工がひどいですよ」(不安を煽る)
- 「今すぐやり直さないと家が傷みます」(即決を迫る)
- 「無料で点検します」→ 高額な契約を迫る
訪問業者には即決しないのが鉄則です。複数の業者から見積もりを取り、冷静に比較しましょう。
やり直しは元の業者に依頼すべきか?
施工不良が明らかな場合、多くの方が「別の業者に頼みたい」と考えます。
ただし、元の業者が誠実に対応する姿勢を見せている場合は、まず元の業者に補修させる方がスムーズです。
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 元の業者に依頼 | 無償補修の可能性が高い 保証が継続される |
また同じ不具合が出る可能性 |
| 別の業者に依頼 | 確実に品質が改善される 第三者の診断が受けられる |
費用が全額自己負担になる場合も |
元の業者が連絡を無視する、または補修後も同じ不具合が再発する場合は、別の業者に見積もりを依頼することを検討しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. やり直しを依頼したら業者に嫌がられますか?
優良業者であれば、施工不良を指摘されても誠実に対応します。むしろ「早く教えてくれてありがとうございます」と感謝される場合もあります。不具合を放置すると被害が拡大し、補修費用も高額になるため、気付いた時点で早めに連絡するのが双方にとってベストです。
Q2. 保証書を紛失してしまいました。やり直しは無理ですか?
保証書がなくても、契約書や領収書があれば交渉の材料になります。また、業者側にも契約記録が残っているはずなので、まずは連絡して状況を説明しましょう。保証内容を再発行してもらえる場合もあります。
Q3. 施工後5年経過していますが、全面的に剥がれています。これは経年劣化ですか?
使用塗料によりますが、一般的なシリコン塗料やフッ素塗料であれば、5年で全面的に剥がれることは通常ありません。契約書に記載された塗料の耐用年数と照らし合わせ、明らかに短すぎる場合は施工不良の可能性があります。第三者機関に相談することをおすすめします。
Q4. 別の業者に診断してもらうことは可能ですか?
可能です。むしろ、元の業者が「経年劣化」と主張している場合は、セカンドオピニオンとして別の業者に診断してもらうことが有効です。みのりペイントでも、他社施工の外壁について無料で診断を行っています。写真を送っていただければ、まずはメールやLINEで簡易診断も可能です。
Q5. やり直しの工事期間はどのくらいかかりますか?
部分補修であれば1〜3日、全面やり直しの場合は7〜14日程度が目安です。ただし、足場の組み立て・解体や養生の手間を考えると、できるだけ一度で広範囲を補修する方が効率的です。業者と相談して、適切な補修範囲を決めましょう。
まとめ
外壁塗装のやり直しを成功させるには、契約書と保証書の確認、不具合の記録、冷静な交渉が重要です。
業者が誠実に対応しない場合は、第三者機関(住宅リフォーム・紛争処理支援センターや消費生活センター)に相談することで、客観的なアドバイスが得られます。
また、やり直しを検討している時に訪問してくる業者には注意が必要です。不安を煽って高額契約を迫る手口もあるため、複数の業者から見積もりを取ることを忘れないでください。
みのりペイントでは、他社施工の外壁についても無料で診断を行い、適切なアドバイスをいたします。「本当にやり直しが必要か」「どの程度の費用がかかるか」を知りたい方は、お気軽にご相談ください。
外壁のことが気になったらお気軽にご相談ください
みのりペイント(大阪市平野区)では、平野区を拠点に大阪南部全域(八尾市・東大阪市・松原市・羽曳野市・柏原市・大東市・堺市など)で外壁塗装・屋根塗装を承っております。代表の松本が直接お伺いし、丁寧に診断・ご提案いたします。現地調査・お見積もりは無料です。
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