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ハウスメーカーの外壁塗装はなぜ高い?実際いくら違うのか【相場・保証・業者の選び方まで】地元職人が正直に解説

積水ハウス・大和ハウス・ヘーベルハウス・セキスイハイム——大手ハウスメーカーの家にお住まいで、点検やメンテナンスの見積を見て「高い」「これ本当に全部必要?」と感じていませんか。この記事では、実際いくら違うのか(相場つき)・なぜ高いのか・専門店に頼んでいいのか(保証はどうなる?)まで、あなたが気になることを1ページで全部お答えします。書いているのは、大阪南部で各社の家を10件前後ずつ実際に施工してきた地元の職人です。

結論:同じ工事でも数十万〜数百万円変わる。まず「いくら違うのか」から

先に結論です。大手ハウスメーカー経由の外壁塗装は、まったく同じ工事内容でも、地元の塗装専門店より20〜40%(金額で30〜80万円)ほど高くなるのが一般的です。家が大きい・グレードが上がるほど差は開き、300万円以上違うケースも実際にあります(これは私たちが現場で見てきた実感です)。

▼ 30坪の家の外壁塗装・相場の目安(地元の塗装専門店の場合)
・総額:約80〜120万円(塗料のグレードで変動)
・うち足場代:約15〜30万円(全体の15〜25%。1㎡あたり700〜1,000円が目安)
・高圧洗浄3〜6%/シーリング・下地補修10〜20%/塗装(下塗り〜上塗り)35〜50%/付帯部8〜15%
これがハウスメーカー経由になると、同じ工事で110〜170万円以上になっていく、というのが実際です。

なぜハウスメーカーはこんなに高いのか(理由は3つ)

ぼったくっているわけではありません。価格が高くなる“構造”があります。

ハウスメーカーと地元の外壁塗装費用の構造比較
同じ工事でも、中間マージンと広告費で約2倍に。実際に塗るのは同じ下請けの職人
  1. 下請けマージン(中間手数料):ハウスメーカーが工事を受注し、実際の施工は下請けの塗装専門店に流します。同じ職人が塗っても、間にハウスメーカーが入る分の手数料(一般に10〜30%)が上乗せされます。孫請けになればさらにマージンが乗ります。
  2. 広告費・ブランド料:テレビCM・住宅展示場の維持費・営業人件費などの運営コストが、工事費に反映されます。
  3. 「安心」への上乗せ:大手の看板という安心感そのものに、価格が乗っています。

たとえば実際の工事原価が120万円でも、広告費とマージンが乗って最終的に200万円を超える——という積み上がり方をします。

そもそも、ハウスメーカーって自社で塗ってるの?

気になるところだと思います。答えは「いいえ、ハウスメーカー自身は塗りません」。実際に塗るのは、下請けの塗装専門店・職人です。つまりハウスメーカーは“仲介者”で、あなたが払う金額には、その仲介手数料が含まれている、ということです。塗るのが同じ職人なら、直接その職人(=地元の塗装専門店)に頼めば、仲介分がまるまる不要になります。

職人が見た「過剰な提案」——ここが一番の落とし穴

お客様が持ってこられる点検見積を見て、「これは過剰だな」と感じることが少なくありません。現場の本音を2つ。

① 足場代が高すぎる
ハウスメーカーはとても立派な足場を建てます。その分足場代が高い。でも正直、職人からするとあんな立派な足場はむしろ邪魔で、かえってやりにくいくらいです。作業に必要十分な足場で仕上がりは変わりません。相場は30坪で15〜30万円。それを大きく超えていないか、まず見てください。
足場設置に必要な幅の目安
作業に必要十分な足場の幅の目安。“立派すぎる足場”は費用が上がるだけで仕上がりは変わらない
② 「交換」の提案が多い
点検では「ここは交換しましょう」がとても多い。でも塗装や部分補修でまだ十分使える部分まで、簡単に交換をすすめてくることがよくあります。付帯部でも外壁材でも、相当に壊れていない限り、交換までは必要ありません

そもそも、外壁にはどんな施工が必要? ハウスメーカー以外でもできる?

外壁塗装で本当に必要な工程は、実はシンプルです。①高圧洗浄 → ②下地補修 → ③シーリング(目地)の打ち替え → ④3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)→ ⑤付帯部(雨樋・破風など)。特別な魔法はありません。

外壁塗装の5つの工程
外壁塗装で本当に必要な5つの工程。どれも特別な技術ではなく、省かないことが大切
外壁の高圧洗浄
第一工程・高圧洗浄で汚れと旧塗膜を落とす
外壁の中塗り 施工中
3回塗りの中塗り。工程を省かず塗り重ねる

そして、積水ハウスのダインコンクリート、ヘーベルハウスのパワーボード(ALC)、セキスイハイムの軽量鉄骨系、大和ハウスの外壁——いずれも、材料の特性を理解した塗装専門店であれば問題なく施工できます。「うちは特殊な外壁だから地元業者では無理」ということは基本的にありません。

ALC外壁のシーリング施工(八尾市・築20年)
ALC外壁(ヘーベル等に使われる外壁材)の施工例。地元の専門店でも問題なく対応できる

結局どこに頼めばいい? ハウスメーカー・塗装専門店・工務店・ホームセンターの違い

依頼先 価格 実際に塗る人 特徴
ハウスメーカー 高い(1.5〜2倍) 下請け 丸投げの安心・保証。ただし仲介手数料が乗る
塗装専門店 適正 自社の職人 中間マージンなし・技術が直結。当たり外れを見極めるのが鍵
工務店 外注のことが多い 建築が本業。塗装は下請けに出す場合あり
ホームセンター・家電量販店 安め〜中 下請け 窓口だけで施工は丸投げ。担当職人の当たり外れが大きい

判断基準はシンプルで、「実際に塗る職人が誰か」「中間マージンが乗っていないか」「相見積もりを歓迎するか」の3つ。この観点だと、自社の職人が直接塗る“塗装専門店”がもっとも合理的です(あとは、その専門店の実績と誠実さを見極めるだけ)。

ハウスメーカーに任せる人は、なぜ任せるのか?

一番の理由は「丸投げできる安心感」と「どこに頼めばいいか分からない」から。大手の看板なら間違いないだろう、という心理です。これは自然なことです。ただ、その安心に数十万〜数百万円を払っていることは知っておいて損はありません。地元の信頼できる専門店を1社見つけられれば、同等以上の品質・保証を、適正価格で受けられます。

ハウスメーカーの保証、うちにあったっけ? 蹴ってでも専門店がいいケースは?

まず確認しましょう。保証書や定期点検の案内書に、外壁の保証年数と条件が書かれています。ここで大事なのが、ハウスメーカーの長期保証は「有償メンテナンス(=ハウスメーカー経由の工事)を受け続けること」が条件になっていることが多い点です。つまり「保証を守る=高いメンテを受け続ける」構造になっている場合があります。

▼ 保証を蹴ってでも塗装専門店で塗った方がいいケース
保証がすでに切れている築古の家(縛りがない=専門店のメリット最大)
・保証継続のための有償メンテがあまりに高い(差額で新しい塗装が何度もできるレベル)
・今後ハウスメーカーに縛られたくない(自分でメンテ先を選びたい)
※注意:保証が有効なうちに外部業者で施工すると、保証が切れることがあります。必ず保証内容を確認し、「保証の残り価値」と「メンテ費用の差額」を天秤にかけて判断してください。分からなければ、その見積ごと私たちにご相談ください。

ハウスメーカーの点検見積、ここをチェック

  • 足場代が相場(30坪で15〜30万円)を大きく超えていないか
  • 「交換」項目が本当に必要か(塗装・補修で足りないか)
  • シーリングが「全打ち替え」になっていないか(切れている所だけで足りないか)
  • 塗料のグレードと価格が見合っているか
  • 「一式」表記で中身が分からなくなっていないか

迷ったら、その見積を「無料で第三者チェック」できます

みのりペイント(大阪市平野区)では、積水・大和・ヘーベル・セキスイをはじめ各社の家を実際に施工してきた職人が、ハウスメーカーの点検・メンテ見積を無料で第三者チェックしています。「その足場代は妥当か」「その交換は今必要か」「保証を蹴る価値があるか」を、利害抜きで正直にお伝えします。その場で乗り換えを無理にすすめることはありません。安心して“比較の材料”としてお使いください。

その点検見積、本当に適正ですか?

ハウスメーカーから出された点検・メンテの見積を、大阪・平野区の職人が無料で第三者チェック。積水・大和・ヘーベル・セキスイ、各社の施工経験から「その工事、本当に今必要か」を正直にお伝えします。弊社への乗り換えを無理にお勧めすることはありません。

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