交野市星田西|積水ハウス施工住宅の外壁を塗り替え|パッキン目地をシーリングに打ち替えた19日間


「積水ハウスさん以外に頼んで、うちの家は大丈夫なんでしょうか」
交野市星田西のお客様から最初にいただいたのは、この一言でした。築21年。ご近所で外壁塗装をされるお宅が続き、ご自宅の色あせと汚れも以前から気になっておられた。それでも踏み出せなかったのは、費用のことだけではありません。建ててくれたハウスメーカー以外に頼む、という選択そのものへの不安でした。
「特殊な造りだと聞いているし、外の業者では触れない部分があるんじゃないか」。お電話の口ぶりから、そのためらいがはっきり伝わってきました。
先に結論を書きます。この家の外壁に、地元の塗装店が扱えない部分はありませんでした。ただし、一般的な住宅とは違う判断が一つだけ必要でした。外壁の継ぎ目に入っていたのが、シーリングではなくパッキン(乾式のガスケット)だったことです。
この記事は、そのパッキンをどう見て、どう撤去し、どうシーリングに打ち替えたのかという19日間の記録です。あわせて、メーカーに頼むほうがよい場面がどこにあるのかも正直に書きます。
工事データ
| 施工エリア | 大阪府交野市星田西 |
|---|---|
| 建物 | 積水ハウス施工の2階建て住宅 |
| 築年数 | 21年 |
| 工事内容 | 外壁塗装(3回塗り)/パッキン撤去+シーリング打ち替え/付帯部塗装 |
| 使用塗料 | 下塗り:水性シリコン浸透シーラー(日本ペイント) 中塗り・上塗り:KFシェアルドF/1液水性フッ素樹脂塗料(KFケミカル) |
| 工期 | 19日 |
| 参考価格 | 149万円前後(税込) 同等の内容を現在の価格でお見積りした場合の目安です。足場面積・劣化の程度・付帯部の量によって変わります。 |
積水ハウスの家を、メーカー以外に頼んでもいいのですか?

この質問は、ハウスメーカーで建てられたお宅からのご相談で、ほぼ必ず出てきます。順番に整理します。
外部の業者が塗ると、長期保証はどうなりますか?
ここは断定してはいけないところです。ハウスメーカーの長期保証は、建てられた年代・商品シリーズ・ご契約の内容によって条件が違います。「◯年目の有償メンテナンス工事を自社または指定の施工店で行うこと」を延長の条件にしている場合もあれば、外壁塗装そのものは保証の対象外で、構造や防水だけが別枠で残っている場合もあります。
ですので、私たちが現地でお伝えするのは一つだけです。お手元の保証書と、引き渡し時にお渡しされたメンテナンス計画書を、必ずご自身で確認してください。不明な点は、工事を決める前にメーカーの窓口に直接聞くのが確実です。塗装店の営業マンの説明ではなく、書面と発行元に確認する。これはどの会社に頼むにしても同じです。
今回のお客様も、ご相談をいただいた時点で「まず保証書を出してきてください」とお願いしました。ご自身で内容を確かめ、納得されたうえで当店にお任せいただいた、という順番です。
メーカーの定期点検の案内が来ているのですが
点検そのものは受けられて構いません。建物全体を建てた側の目線で見てもらえる機会ですから、むしろ受けたほうがいい。そのうえで、外壁の塗り替えという工事単体について、他社の見方も聞いてみる。この二つは矛盾しません。
ハウスメーカーの点検は、建物全体を長期の計画に沿って管理する仕組みです。一方で私たちのような塗装専門店は、外壁と屋根と付帯部という限られた範囲を、その一回の工事のためだけに深く見ます。役割が違うので、どちらか一方が正しいという話ではありません。
この家の外壁は、どんな仕様でしたか?
外壁材が何なのかは、どう判断しましたか?
正直に書きます。私たちは「これは◯◯という商品名の外壁材です」とは断定していません。
積水ハウスの外装は、鉄骨系・木造系、さらに商品シリーズや建てられた年代によって仕様がかなり違います。写真だけを見て「ダインコンクリートですね」「陶版外壁ですね」と言い切る業者がいたら、それは推測です。外壁材を取り違えたまま下塗り材を選ぶと、密着不良で数年後に剥がれます。
今回、現地で実際に確認できたのは次のことでした。レンガ調のエンボスが入ったパネル状の外壁材が、縦の目地で継がれている。その目地には、シーリングではなく乾式のパッキンが差し込まれ、裏側でV字の金物によって保持されている。表面は塗装仕上げで、撫でるとチョーキング(塗膜が粉化した状態)が出る。
塗装の仕様は、商品名ではなくこの「実際に触って確かめた状態」に対して決めています。パネル+乾式目地という構成であること、表面が塗膜であること。判断に必要なのはそこまでで、それ以上を推測で埋める必要はありませんでした。
パッキン目地とは何ですか?
外壁のパネルとパネルのすき間を、あらかじめ成形されたゴム状の部材で塞ぐ納まりです。ガスケット、あるいは乾式目地と呼ばれます。工場で作られた部材を現場で差し込むだけなので、施工が速く、仕上がりのばらつきが出にくいという利点があります。ハウスメーカーの住宅は工業化された部材で建てるため、この納まりを採用している建物が一定数あります。
一般的な窯業系サイディングの目地は、現場でシーリング材(ペースト状の防水材)を充填する湿式です。この違いを知らないまま現場に入ると、「目地に何も打っていない、手抜きの家だ」という見当違いの説明をしてしまうことがあります。
パッキンは、なぜ撤去してシーリングに打ち替えるのですか?

パッキンも一生ものではないからです。長い年月のあいだに硬くなり、縮み、目地から浮いてきます。今回のお宅でも、所々でパッキンが持ち上がり、そのすき間に苔やカビが入り込んでいました。
ここで大事なのは、浮いたパッキンの上から塗装しても防水は戻らないということです。塗料は塗膜をつくりますが、動く目地のすき間を埋める弾力は持っていません。塗った直後は塞がったように見えても、建物が温度で伸び縮みすれば、塗膜はすぐに切れます。
そこで、劣化したパッキンを抜き取り、現場で充填するシーリングに置き換えます。シーリングは目地の動きに追従して伸び縮みするので、継ぎ目の防水を作り直せます。今回はこの判断が、工事の中心でした。
現地調査で見つかったこと
足場を組む前の調査で、4つの症状を確認しました。
1つめ、チョーキング。外壁を手で撫でると、壁と同じ色の粉が指に付きました。新築時に水を弾いていた塗膜が、21年分の紫外線で分解された状態です。これは誰でも自分の手で確かめられます。
2つめ、北面の苔。日当たりと風通しの悪い面に、緑色の苔が広がっていました。チョーキングで水を吸うようになった壁が、乾ききらないまま湿った状態を続けたためです。苔は汚れではなく、防水が切れているという症状です。
3つめ、サッシ廻りのひび割れ。1箇所だけ、窓の角からクラックが入っていました。開口部の角は建物の力が集中する場所で、外壁材が湿気を含んで動いたときに真っ先に割れます。1箇所で見つかったのは幸運でした。放置すれば、ここから雨水が入り、補修範囲も費用も増えていきます。
4つめ、パッキンの劣化。これが今回の主役です。縦目地に入っていたパッキンが所々で浮き、その周りに苔とカビが繁殖していました。
パッキンを撤去し、シーリングに打ち替える

ここからが工程写真です。乾式のパッキン目地を湿式のシーリング目地に切り替える作業は、一般的なサイディングの打ち替えとは手順が違います。
まず、劣化したパッキンを抜き取る

ペンチでパッキンの端をつかみ、ゆっくり引きます。力任せに一気に引くと、外壁材の目地の縁を欠いてしまいます。
難しいのは、パッキンが裏側でV字型の金物に留められていることです。差し込んであるだけではないので、まっすぐ引くと途中で引っかかって切れます。金物の位置を指先で探りながら少しずつずらし、パッキンを「抜く」というより「金物から外していく」感覚で進めます。

抜き出したパッキンです。長い一本の成形品で、これが縦目地に通っていました。硬化して弾力を失い、押しても元に戻りません。

撤去後の状態です。目地の両側の外壁材に欠けも傷もありません。ここが荒れていると、あとで打つシーリングが正しい形にならず、耐久性が落ちます。撤去の丁寧さが、そのまま新しい目地の寿命になります。

サッシ際も同じ要領で撤去します。窓廻りは雨水の入り口になりやすく、劣化を残したまま塗ってしまうと、あとから内部で問題が出ます。
バックアップ材で「底」をつくる
パッキンを抜いた目地は、中が空洞になっています。このままシーリングを打つと、材料が奥へ吸い込まれて必要な厚みが確保できません。そこでバックアップ材(シーリングの底になる芯材)を入れ、目地に正しい深さを与えます。
シーリングは、厚ければ厚いほどよいわけではありません。目地の幅に対して適切な厚みで、両側の壁だけに接着している状態がもっとも動きに強い。バックアップ材は、その形をつくるための部材です。
プライマーを塗る

マスキングテープで両側を養生してから、目地の内側にプライマー(下塗りの接着剤にあたる材料)を刷毛で入れていきます。
この工程は、完成すると外からは一切見えません。だからこそ省かれやすい。けれど数年後にシーリングが壁から剥がれてくる原因のほとんどは、プライマー不足です。見えない工程ほど、写真に残しておく意味があります。
シーリング材を充填する

新しいシーリング材を、目地の奥から手前へ、空気を巻き込まないように充填します。途中で切らさず、一本の目地を一気に打ち切るのが基本です。

ヘラで表面を押さえ、材料を目地の内側にしっかり密着させます。ここで押さえが甘いと、見た目はきれいでも内部に空隙が残ります。仕上げたらマスキングテープを剥がして完了です。

打ち替えが終わった壁面です。縦に走る白い線が、新しいシーリング目地。硬く縮んでいた乾式のパッキンが、伸び縮みするシーリングに置き換わりました。ここまでで、継ぎ目からの浸水に対する備えは作り直せています。
洗浄と、3回塗り
シーリングを十分に乾燥させてから、高圧洗浄に入ります。外壁のチョーキングした粉・苔・カビを洗い落とす工程です。汚れが残ったまま塗ると、塗料は下地ではなく汚れの上に乗ることになり、塗膜は早い時期に剥がれます。外壁だけでなく、塀・土間・玄関前のタイルもあわせて洗いました。
洗浄のあとは、水分をしっかり乾かす時間を取ります。急いで塗り始めたくなるところですが、ここを詰めると塗膜が膨れます。
下塗り|シーラーで下地と塗料をつなぐ
1回目は下塗りです。日本ペイントの水性シリコン浸透シーラーを使いました。シーラーは色のつかない透明な材料で、劣化して吸い込みが強くなった下地に染み込み、上に塗る塗料との接着剤の役割を果たします。
塗っても色は変わりませんが、下地が材料を吸うと、外壁が元の色より少し濃く見えてきます。それが「効いている」サインです。
中塗り・上塗り|なぜフッ素を選んだか

2回目からは主剤に入ります。今回選んだのは、KFケミカルのKFシェアルドF(1液水性フッ素樹脂塗料)です。
塗料のグレードは、お客様のご事情から決めました。築21年で、これから20年以上住み続けたいというご希望。そして「長持ちさせたいが、コスパも大事にしたい」というお考え。この二つを並べると、シリコンよりも耐候性の高いフッ素を1回入れておくほうが、塗り替えの回数そのものを減らせて結果的に負担が軽くなります。
これがもし「あと10年住めれば十分」というお住まいであれば、フッ素は過剰です。塗料のグレードは、建物の状態ではなく住まい方で決まります。

中塗りから色が付きます。この外壁はレンガ調の深いエンボスがあるため、ローラーをただ滑らせるだけでは凹んだ部分に塗料が入りません。凹凸に押し込むように転がし、目地際や役物の周りは刷毛で先に入れておきます。

中塗りを十分に乾かしてから、上塗りです。中塗りと上塗りは同じ材料・同じ色で塗ります。同じ色を重ねるので、離れて見ると「塗ったのか塗っていないのか」がわかりにくい。だからこそ塗り漏れが起きやすく、面ごとに区切って進めます。
下塗り・中塗り・上塗り。この3回は、どれ一つとして飾りではありません。重ねた回数がそのまま塗膜の厚みになり、塗膜の厚みが外壁の寿命になります。
付帯部|メーカー特有の部材に、専用の下塗りを

外壁と一緒に、付帯部(外壁・屋根以外で塗装が必要な部位の総称)も塗ります。雨どい、シャッターボックスなどです。付帯部は雨と紫外線をまともに受けるため、ここを残すと先に傷み、建物全体の劣化を早めます。
この家で判断が必要だったのがシャッターボックスでした。積水ハウスの住宅に見られる、塩ビ(塩化ビニル)シートで覆われた仕様だったのです。
塩ビ面は、一般的な鉄部用の下塗り材では密着しません。可塑剤(塩ビを柔らかくしている成分)が塗膜へ移行して、あとから表面がベタついたり、塗料が縮れて浮いたりします。そこで塩ビゾルウレタンプライマー(塩ビ面専用の下塗り材)を先に入れ、そのうえでペンキを2回塗り重ねました。
「ハウスメーカーの家は特殊だから塗れない」のではなく、特殊な部材がどこに使われているかを見つけて、それぞれに合う材料を選ぶ。やることはこれだけです。

雨どいも2回塗りで仕上げます。

メーカーと地元の塗装店、どこが違うのですか?

お客様から一番聞かれるところなので、ごまかさずに書きます。どちらが得か、ではなく、どこが違うかです。
費用の構造が違います。ハウスメーカーは、点検・設計・管理・アフターまでを含む長期の仕組みを持っていて、施工そのものは協力会社が行います。その仕組みを維持する費用が価格に含まれます。地元の塗装店は、その現場に必要な工事の費用だけで見積もります。同じ「外壁塗装」という言葉でも、価格に何が含まれているかが違います。
工期の考え方が違います。今回は19日でした。塗装専門店は塗装工程だけを集中して組むので、日程が読みやすい。一方でメーカーの工事は、建物全体の点検や他部位の補修と組み合わせて計画されることがあり、その分だけ全体が長くなることがあります。目的が違うので、どちらが優れているという話ではありません。
保証の性質が違います。塗装店の保証は、その塗装工事に対するものです。メーカーの保証は、建物という単位に対して、長期の計画とセットで組まれています。冒頭に書いたとおり、条件はご契約ごとに違います。必ずご自身の保証書でご確認ください。
部材の入手が違います。ここは正直にメーカーに分があります。
積水ハウスに頼んだほうがよいのは、どんなときですか?
次のような場合は、私たちはメーカーへの相談をおすすめしています。
1. 純正の部材そのものを交換したいとき。外壁パネルの割れ替え、役物の交換、サッシや建具の部品交換など、その建物専用に作られた部材が必要になる工事は、供給ルートを持っているメーカーが確実です。塗装店が代替品で埋めると、見た目も納まりも変わってしまいます。
2. 長期保証の継続条件に、指定工事が組み込まれているとき。保証書を読んで、その条件が明記されていて、かつお客様がその保証を今後も維持したいとお考えなら、条件に沿うのが合理的です。目先の工事費だけで判断すべきではありません。
3. 塗装では対応できない外装材のとき。ハウスメーカーの外装には、塗り替えを前提としていない仕様もあります。表面が焼き物や特殊なコーティングで、塗料を乗せること自体が想定されていない外壁材です。そういう外壁に一般的な塗料を塗ってしまうと、取り返しがつきません。調査の段階で塗装が適さないと判断すれば、私たちは工事をお断りして、メーカーへの相談をおすすめします。
4. 雨漏りの原因が外壁だけではなさそうなとき。構造や防水層まで疑われる場合、建物の図面と施工履歴を持っている側が調べるほうが早い。塗装で解決する問題かどうかは、切り分けが必要です。
今回のお宅は、このいずれにも当てはまりませんでした。だから私たちがお引き受けしました。「どこに頼むと安いか」ではなく、「この工事はどちらの土俵か」で決める。これが、後悔しない選び方だと思っています。
完工の日
着工から19日。足場のシートが外れました。
お客様は玄関先から、それから道路に出て少し離れた位置から、しばらく建物を眺めておられました。色は元の系統をそのまま活かした塗り替えです。派手に変わるわけではありません。
それでも、しばらくして、こう言われました。
「あの継ぎ目のことまで説明してもらえるとは思ってませんでした」
最初にいただいた「積水ハウスさん以外に頼んで大丈夫なんでしょうか」という言葉への、これが答えだったと思います。
不安の正体は、業者の規模でも看板でもありませんでした。自分の家が、どういう造りで、どこが傷んでいて、それをどう直すのかがわからないことだったのです。パッキンという部材の名前を知り、それが硬くなって浮いていることを写真で見て、抜き取って打ち替える様子を工程ごとに確認する。そこまで見えれば、頼む先がどこであっても、不安は不安でなくなります。
工事後は保証書を発行してお引き渡ししました。
よくあるご質問
積水ハウスで建てた家を、ハウスメーカー以外の塗装店に頼んでも大丈夫ですか?
外壁塗装という工事そのものは、多くの場合お引き受けできます。ただし条件が二つあります。一つは、その建物に使われている部材を正しく見分けられること。今回のように乾式のパッキン目地や塩ビシートで覆われた部材があると、一般的な住宅と同じ手順では対応できません。もう一つは、保証書の内容をお客様ご自身が確認されていること。この二つが揃っていれば問題は起きにくく、逆にどちらかが曖昧なまま進めると、あとで困るのはお客様です。「うちなら何でも塗れます」とだけ言う業者には、その根拠を必ず聞いてください。
外部の業者が塗装すると、メーカーの長期保証は切れてしまいますか?
切れる場合も、切れない場合もあります。ここを断言する業者は信用しないでください。ハウスメーカーの長期保証は、建てられた年代・商品シリーズ・ご契約内容によって条件が異なり、「指定の施工店による有償メンテナンスを受けること」が延長の条件になっていることもあれば、外壁塗装は保証範囲外で構造・防水だけが別枠で残っていることもあります。判断材料はお手元の保証書とメンテナンス計画書です。工事を決める前に書面を読み、不明点はメーカーの窓口に直接お問い合わせください。私たちも、ご確認いただいてからお話を進めます。
パッキン目地は、撤去せずそのまま塗ってはいけないのですか?
浮きや硬化が出ていなければ、そのまま活かす判断もあり得ます。問題は劣化している場合です。硬くなって縮み、目地から浮いたパッキンの上に塗料を乗せても、防水性能は戻りません。塗料の塗膜には、動く目地のすき間を埋め続ける弾力がないからです。塗った直後は塞がったように見えても、建物が温度で伸縮すればすぐに切れ、雨水は同じ場所から入ります。撤去して現場でシーリングを充填すれば、目地の動きに追従する防水層をつくり直せます。今回のお宅は浮きと苔が出ていたため、撤去・打ち替えを選びました。
ハウスメーカーの定期点検と、塗装店の現地調査は何が違いますか?
見る範囲と目的が違います。メーカーの定期点検は、建物全体を長期のメンテナンス計画に沿って管理するためのものです。構造・防水・設備まで含めて、次にどの時期に何が必要かを確認します。塗装店の現地調査は、外壁・屋根・付帯部という限られた範囲を、その一回の工事のために深く見ます。チョーキングを手で確かめ、目地の一本一本を触り、下塗り材を何にするかまで決めます。役割が違うので、両方受けても構いません。むしろ、点検を受けたうえで工事の内容だけ他社にも見てもらうのは、健全な進め方だと思います。
逆に、積水ハウスに頼んだほうがよいのはどんなときですか?
大きく4つあります。1つめは、外壁パネルの割れ替えや役物の交換など、その建物専用の純正部材が必要な工事のとき。供給ルートを持っている側が確実です。2つめは、長期保証の継続条件に指定の施工が明記されていて、その保証を今後も維持したいとき。3つめは、塗り替えを前提としていない外装材のとき。表面が焼き物や特殊なコーティングの外壁に一般的な塗料を塗ると取り返しがつかないため、私たちも調査時点でお断りしてメーカーへの相談をおすすめします。4つめは、雨漏りの原因が外壁の表面だけではなさそうなとき。図面と施工履歴を持っている側が調べるほうが早く解決します。
ご自宅の造りが分からない、という段階でもご相談ください
冒頭のお客様は、「積水ハウスさん以外に頼んで大丈夫なんでしょうか」という不安からご相談を始められました。工事の内容でも金額でもなく、自分の家のことがよく分からないという不安です。
ハウスメーカーで建てられたお宅は、部材が工業化されているぶん、一般的な住宅とは違う納まりが混ざっていることがあります。今回のパッキン目地も、塩ビシートのシャッターボックスもそうでした。けれどそれは「触れない」という意味ではなく、「見分けてから決める」という意味です。
みのりペイントは大阪市平野区を拠点に、交野市を含む北河内・中河内エリアで施工しています。お家の写真を送っていただければ、外壁がどういう納まりになっているか、目地に何が入っているか、いま塗るべきか待てるかを、正直にお伝えします。保証書の内容をどこで確認すればよいかも、あわせてご案内します。
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