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施工事例紹介

東大阪市日下町|「ひび割れから雨漏りしないか心配」現地調査から塗装まで|雨漏りするひび・しないひびの見分け方

BEFORE 施工前
東大阪市日下町 築20年の住宅 外壁塗装前の全景
AFTER 施工後
東大阪市日下町 外壁塗装と屋根塗装を終えた住宅の全景

「壁にひびが入っているんです。ここから雨漏りしないか、心配で」

東大阪市日下町。築20年のお宅から最初にいただいたご相談は、この一言から始まりました。お客様が気にされていたのは、道路からは見えない裏側の壁。洗濯物を干すたびに目に入る位置に、細い線が何本も走っていたそうです。

ご相談の電話口では、正直なところ「見てみないと分かりません」としかお答えできませんでした。ひび割れは、幅と深さと場所によって、危険なものと様子を見ていいものにはっきり分かれます。写真だけでも、電話の説明だけでも、そこは判断できません。

そして実際に伺って壁の裏側に回ったとき、お客様のご心配は当たっていた、というのが結論でした。一方で、正面側にあった細いひびについては「これは今すぐ何かをする必要はありません」とお伝えしています。すべてのひび割れが、雨漏りにつながるわけではないからです。

この記事は、その現地調査から工事完了までの17日間の記録です。外壁と屋根の塗装、そして塗装の前にひび割れをシーリングで止水する工程まで行いました。同等の内容を現在の価格でお見積りすると143万円前後になります。

現地で何を見て、どのひびに手を入れ、どこは触らないと判断したのか。調査から仕上げまでの全工程を21枚の写真で公開します。

工事データ

施工エリア 大阪府東大阪市日下町
築年数 20年
建物 2階建て戸建て
ご相談内容 外壁のひび割れから雨漏りしないか心配
施工内容 現地調査/ひび割れのシーリング補修(止水)/外壁塗装/屋根塗装/付帯部塗装
使用塗料 外壁:NKセミフロンアクア(フッ素)
屋根:NKクールリペイント(遮熱)
工期 17日間
保証 外壁10年/屋根10年
参考価格 143万円前後(同等の内容を現在の価格でお見積りした場合の目安です)

※参考価格は、この工事と同じ内容・同じ規模の工事を、現在の材料費・人件費でお見積りした場合の目安金額です。実際の金額は建物の大きさ、足場の架け方、下地補修の量によって変わります。

「雨漏りしないか心配」から始まったご相談

お問い合わせをいただいたとき、お客様がお話しくださったのは「裏の壁のひびが、去年より増えている気がする」ということでした。数を数えたわけではないけれど、確実に線が目立ってきている。そして築20年という年数が、その不安に拍車をかけていました。

雨漏りへの心配は、私たちがいただくご相談の中でもとりわけ多いものです。そして多くの場合、そのきっかけは「壁のひび割れを見つけたこと」です。ひびが入っている=そこから水が入る=雨漏りする、という筋道は、直感としてはとても自然だと思います。

ただ、実務の感覚を正直に申し上げると、外壁のひび割れが直接の原因で室内に雨漏りが出るケースは、ご想像より少ないのが実際です。かといって、ひびを放っておいていいという話にもなりません。この二つの間にある線引きこそが、現地調査でいちばん時間をかけるところです。

ですので、電話口で「大丈夫ですよ」とも「危ないですね」とも申し上げませんでした。不安を先に煽っても、逆に安心させても、どちらも現場を見ていない人間の言葉です。まずは足を運ばせてください、とだけお伝えしてお伺いしました。

ひび割れを見つけたとき、まず確認すべきこと

外壁のひび割れを見つけたときに確認する幅・深さ・位置の3点を示した図解
ひび割れは、幅だけでなく深さと場所まで見て雨漏りリスクを判断します

ご自宅の壁にひびを見つけたとき、すぐに業者を呼ぶ前に——あるいは呼んだあとで説明を受けるときに——知っておいていただきたい判断の順番があります。ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

外壁のひび割れから雨漏りする?しないひびとの違い

外壁に見られた髪の毛ほどの細いひび割れ(ヘアクラック)
現地調査時|正面側に見られた細いひび割れ

ひび割れが雨漏りにつながるかどうかは、おおまかに次の3つで決まります。

  • |髪の毛ほどの細さなのか、爪が引っかかるほど開いているのか。
  • 深さ|塗膜だけが切れているのか、外壁材そのものを貫いているのか。
  • 位置|雨が当たりにくい面なのか、風で雨が吹き付ける面なのか。サッシの角や配管まわりなど、もともと水が集まりやすい場所かどうか。

この3つのうち、いちばん見落とされやすいのが位置です。同じ幅・同じ深さのひびでも、雨がほとんど当たらない面にあるものと、西からの雨が真正面から叩きつける面にあるものとでは、水が入る量がまるで違います。「幅何ミリだから危険」という単純な物差しだけでは、判断を誤ります。

そして、外壁材の内側には通常もう一段の防水層があります。表面のひびから入った水が、そこですべて止まってくれることも珍しくありません。ひびが入っている=即・雨漏り、ではないのはこのためです。ただし、その内側の防水層は年数とともに確実に弱ります。築20年という節目は、まさにそこを疑い始める時期でした。

ヘアクラックとは?放置していいひび・いけないひび

ヘアクラックとは、髪の毛ほどの細さで走る、ごく浅いひび割れのことです。幅はおおむね0.3mm未満。多くは塗膜や外壁材の表層だけで止まっており、その一本だけを見て「危険な状態」と判断することはありません。

今回のお宅でも、正面側の壁には細いひびが点在していました。ですが深さを確かめ、周囲を打診して浮きがないことを確認したうえで、「この面のひびは、塗装の下地調整の中で処理すれば十分です」とお伝えしています。このために別途の補修工事を追加する必要はありませんでした。

一方、次のようなひび割れは、放置せずに手を入れるべきものです。

  • 爪の先が引っかかる幅がある|表層で止まっていない可能性が高い状態です。
  • 縦方向に長く、通り良く走っている|建物の動きに沿って割れている可能性があります。今回、裏面に出ていたのがこのタイプでした。
  • ひびの周囲を軽く叩くと、乾いた軽い音がする|外壁材が下地から離れかけているサインです。埋めるだけでは解決しません。
  • ひびの線に沿って雨だれの跡が黒く残っている|そこを水が繰り返し通っている証拠です。
  • サッシの四隅・換気口・配管まわりから伸びている|開口部の角は力が集中する場所で、かつ水の通り道になりやすい場所です。

逆に言えば、細い線が壁に何本かある、というだけで慌てて工事を決める必要はありません。築10年前後のお宅でヘアクラックが見つかるのは、むしろ普通のことです。

見えない面の劣化をどう見つける?

建物裏面の外壁に縦方向に走るひび割れ
現地調査時|裏面に出ていた縦方向のひび割れ。これが本命でした

この現場でいちばんお伝えしたいのが、ここです。危険なのは、たいてい「表から見えない面」にあります。

今回のお宅も、道路から見える正面の壁は細いひびが数本あるだけでした。ところが裏側に回ると、縦に長く通ったひび割れが出ていました。幅も深さも、正面のものとは明らかに別物です。お客様が「心配だ」と感じ取られていた勘は、正しかったわけです。

なぜ見えない面ほど傷むのか。理由はいくつかあります。

  • 日が当たらず、乾きにくい|濡れた状態が長く続く面ほど、外壁材も塗膜も傷みます。
  • 普段、人の目が届かない|隣家との隙間、勝手口の脇、物置の裏。年に数回しか見ない場所ほど、変化に気づけません。
  • 手入れの手が入っていない|正面はきれいに保たれていても、裏は苔や汚れがそのままというお宅はとても多いです。

ですので、ご自身で確認されるときは、ぜひ家の四方をぐるりと一周してみてください。見るのは、北側の壁、隣家との隙間、ベランダの下、そして雨樋のすぐ裏。この4か所は、私たちが調査で必ず時間をかける場所です。脚立に乗る必要はありません。地面に立って見上げるだけでも、「正面と裏で色が違う」「裏だけ黒ずんでいる」といった差は分かります。

そして、業者の調査を受けるときは「裏側と北側も見てもらえますか」と一言お願いしてみてください。正面と屋根だけ見て見積書を出してくる業者と、足場のかかる四面すべてを確認する業者とでは、同じ金額でも中身がまったく違ってきます。

雨漏りの原因はひび割れだけではない

雨漏りの原因は外壁のひび割れだけでなくサッシまわり・屋根まわり・板金取り合いにもあることを示した図解
ひびだけを埋めても、別の入口が残れば雨漏りは止まりません

「雨漏りが心配」というご相談で壁のひびだけを見て帰ってしまうと、本当の入口を見逃すことがあります。実際に雨漏りが起きているお宅で、原因として多いのは次のような場所です。

  • シーリング(コーキング)の破断|外壁材のつなぎ目や、サッシまわりに充填されているゴム状の材料です。ここが切れると、壁のひびよりはるかに直接的な水の通り道になります。
  • 屋根|棟板金の浮き、瓦のずれ、谷板金のサビ。天井にシミが出るタイプの雨漏りは、屋根が原因のことが多いです。
  • サッシまわり|窓の上下は、外壁の中でもっとも水が集まる場所のひとつです。サッシの四隅から伸びるひびは、幅が細くても要注意です。
  • ベランダ・バルコニーの床|防水層の劣化、排水口の詰まり。ベランダの真下の部屋にシミが出ている場合は、まずここを疑います。
  • 笠木・手すりの取り合い|ベランダの上端にかぶせてある板金の継ぎ目からの浸入も、意外と多いです。

ですから現地調査では、ご相談いただいたひび割れだけでなく、屋根、シーリング、サッシまわり、ベランダまで一通り見せていただきます。「ひびが心配」というご相談は、家全体の水まわりを点検するきっかけとして受け取るようにしています。なお、シーリングの傷み方と対処については東大阪市のサイディング・シーリング対策でも詳しくまとめています。

不要な工事は勧めない、という判断

調査を終えて、お客様にご説明したのは次の3点でした。

  1. 裏面の縦のひびは、放置しない方がいい。ここは埋めて水を止めます。
  2. 正面側の細いひびは、単独での補修工事は必要ない。塗装の工程の中で処理できます。
  3. 現時点で、室内に雨漏りが出ている形跡はない。つまり大がかりな下地のやり替えや、外壁の張り替えを検討する段階ではない。

ひび割れのご相談では、「このままだと家が腐ります」「今すぐ大工事が必要です」といった説明で大きな金額の提案につながってしまうことがあります。たしかに水の侵入を長年放置すれば構造材は傷みます。それは事実です。ですがまだ起きていないことを、起きたことのように説明するのは違うと考えています。

私たちの判断基準は単純です。いま水が入る場所を塞ぐ。塞げば済むものに、それ以上の工事を足さない。今回のお宅では、シーリングによる止水と、外壁・屋根の塗装。それだけで、次の10年を守る手当てとしては十分でした。

もし訪問販売などで大きな工事を勧められて迷われている場合は、訪問販売が来たときの対処法も合わせてご覧ください。

施工の全工程|まず水を止めてから、塗る

ひび割れ補修から高圧洗浄、外壁3回塗りまで、まず水を止めてから塗る工程を示した図解
深いひびは補修で水を止めてから洗浄・塗装へ進みます

ひび割れのシーリング補修|塗装前に水を止める

ひび割れにシーリング材を充填して止水する作業
ひび割れにシーリング材を充填。奥まで押し込むように詰めます

工事は、塗装ではなくシーリングから始めました。これには理由があります。

通常、外壁塗装は「足場→高圧洗浄→下地補修→塗装」という順番で進みます。ところが今回のように深さのあるひび割れが残ったまま高圧洗浄をかけると、洗浄の水そのものが、ひびから壁の内部に入ってしまうおそれがありました。雨より高い圧力の水を、開いた口に向かって当てることになるからです。

そこで順番を入れ替え、洗浄より先にひび割れを塞ぐことにしました。このお宅で工事の一番はじめに行ったのが、この止水の作業です。

充填の作業自体は地味です。ひびの内部の粉やほこりを取り除き、材料が食いつくよう下処理をしてから、シーリング材を奥へ奥へと押し込むように詰めていきます。表面だけをなぞって平らに均すと見た目はきれいに仕上がりますが、中身は空洞のまま。壁が動けば、同じ線からまた切れます。シーリングの仕事は「隠すこと」ではなく「詰めること」です。

シーリングを選んだのは、この壁のひびが「動きに追従する材料で塞ぐべき性質のもの」だったからです。ひび割れの幅や下地の状態によっては、溝を掘って充填するUカット工法や、浮いた部分を斫って作り直す方法を選ぶこともあります。補修工法そのものの使い分けについては、築35年モルタル外壁のひび割れをUカット補修した事例で詳しく書いています。

高圧洗浄|補修が固まってから、家を丸洗い

屋根の高圧洗浄で苔と汚れを洗い流す作業
屋根の高圧洗浄。苔と旧塗膜の粉を根こそぎ落とします

シーリングがしっかり硬化したことを確認してから、洗浄に入りました。屋根は長年の苔と汚れが層になっていたため、時間をかけて洗い流しています。ここで残った汚れの上に塗料をのせると、どれだけ良い塗料を使っても数年で剥がれます。塗装の仕上がりは、この日にほぼ決まると言っていいくらいです。

カーポート屋根の高圧洗浄
カーポートの屋根も一緒に洗いました

足場がかかっている間しか手が届かない場所は、まとめて洗ってしまいます。カーポートの屋根もそのひとつでした。

外壁塗装|フッ素で3回塗り

外壁に選んだのは、NKセミフロンアクアというフッ素塗料です。ご希望が「一度の工事で、できるだけ長く安心したい」というものだったこと、そしてひび割れのある壁には、硬くて割れやすい塗膜よりしなやかに追従する塗膜のほうが向いていることが理由でした。

外壁の下塗り作業
下塗り|既存の壁と上塗り材をつなぐ層です

下塗りは、既存の外壁と新しい塗料を密着させるための層です。築20年の壁は塗料を吸い込みやすくなっているため、量をけちらずしっかり含ませていきます。

外壁の中塗り作業
中塗り|ここで新しい色がのっていきます
外壁の上塗り作業
上塗り|同じ材料をもう一度重ね、膜の厚みを確保します

中塗りと上塗りは同じ塗料を2回重ねます。色を付けるためではなく、必要な膜の厚みを確保するためです。塗料は「塗った」ことより「規定の厚みが付いた」ことで性能が出ます。

フッ素塗料で塗り替えた外壁の仕上がり
外壁塗装完了|落ち着いた艶が戻りました

屋根塗装|遮熱塗料で夏の熱を抑える

屋根はNKクールリペイントという遮熱塗料で塗り替えました。屋根は一日中日射を受け続ける場所で、家の中でもっとも早く傷みます。遮熱タイプにすることで、夏場に屋根裏へ伝わる熱をいくらか抑えられます。

屋根の下塗り作業
屋根の下塗り|吸い込みが激しいので下塗り材を多めに
屋根の中塗り作業
屋根の中塗り
屋根の上塗り作業
屋根の上塗り
遮熱塗料で塗り替えた屋根の仕上がり
屋根塗装完了|深みのある色に仕上がりました

屋根の状態は、地上からはほとんど確認できません。足場を組んだこの機会に細部まで見ておくのも、外壁と屋根を同時に行う利点のひとつです。屋根材ごとの判断は東大阪市の屋根塗装・屋根材別の判断にまとめています。

付帯部塗装|シャッターボックス・雨樋・庇

シャッターボックスのケレン(下地処理)作業
ケレン|表面に細かい傷を付けて塗料の食いつきを良くします

鉄の部分は、いきなり塗っても長持ちしません。まずケレンで古い塗膜やサビを落とし、表面をざらつかせてから錆止めを塗ります。この一手間を省くと、数年で塗膜が浮いてきます。

シャッターボックスへの錆止め塗装
錆止め|鉄部にはサビを止める下塗りが必須です
シャッターボックスの中塗り作業
中塗り|外壁になじむ色を選んで塗り重ねます
塗装を終えたシャッターボックス
シャッターボックス完了
塗装を終えた雨樋
雨樋完了|継ぎ目や金具まわりも確認しています
塗装を終えた庇
庇完了|細部が整うと全体が締まります

雨樋は、塗装のついでに詰まりや外れがないかも見ておきます。雨樋から溢れた水が壁を伝い続けると、その部分だけ極端に傷むことがあるためです。ひび割れの相談から始まった工事でしたが、結局のところやっていることは「水の道を整える」ことの繰り返しでした。

東大阪市日下町という土地|生駒山麓側の家の傷み方

東大阪市日下町で山側・北面・雨が当たる面が傷みやすい理由を示した図解
同じ家でも、山側・北面・雨が当たる面では傷み方が変わります

日下町は、東大阪市の東側、生駒山の麓にあたるエリアです。坂が多く、山に近づくほど住宅が斜面に沿って建っています。この立地には、外壁の傷み方に関わるいくつかの特徴があります。

  • 山側の面は乾きにくい|山を背にした面は日照時間が短く、朝晩の湿気も抜けにくくなります。同じ家でも、山側と平野側で外壁の傷み方に差が出ることがよくあります。
  • 緑が近く、苔や藻が付きやすい|屋根や北面の壁に緑や黒の汚れが出やすい環境です。今回も屋根の洗浄には特に時間をかけました。
  • 山からの風雨を受けやすい|斜面地は風の通りが強く、雨が横から吹き付けることがあります。「垂直の壁だから雨は当たらない」という前提が通じにくい土地です。

今回、裏面のひび割れが正面より進んでいたのも、この立地と無関係ではないと考えています。どの面がどんな条件に置かれているかを見ずに、「築何年だからこのくらい」と一律に判断することはできません。東大阪市全体の外壁塗装事情については東大阪市の外壁塗装 完全ガイドにまとめています。

完工の日

17日目、足場を解体しました。シートが外れて家全体が見えた瞬間、お客様は少し離れた場所まで下がって、ゆっくり全体を見上げておられました。

そのあと、まっすぐ向かわれたのは裏側でした。最初にご相談いただいた、あのひび割れがあった場所です。「ここ、どこにあったか分からなくなりましたね」——そうおっしゃったのが、この工事のいちばん印象に残っている場面です。

雨漏りは、していませんでした。そして工事のあとも、していません。結果として「何も起きなかった」というのが、この工事のいちばん良い成果です。大きな工事をしなくて済んだこと、そして心配ごとが一つ減ったこと。その両方をお持ち帰りいただけたなら、私たちの仕事は足りていたと思います。

よくあるご質問

Q. 外壁にひび割れがあると、必ず雨漏りしますか?

必ずではありません。ひび割れが雨漏りにつながるかどうかは、幅・深さ・位置の3つで変わります。髪の毛ほどの細さで表層だけのひび(ヘアクラック)から、すぐに室内へ水が回ることはほとんどありません。一方、爪が引っかかるほど開いたひびや、サッシの角から伸びるひび、雨が吹き付ける面にあるひびは注意が必要です。ただし、外壁材の内側の防水層は年数とともに弱るため、築20年前後になったら一度は専門業者に見てもらうことをおすすめします。

Q. ヘアクラックは放置しても大丈夫ですか?

その一本だけを理由に慌てて工事をする必要はありませんが、放置してよいという意味でもありません。ヘアクラックは幅0.3mm未満のごく浅いひび割れで、多くは塗膜や外壁表層で止まっています。外壁塗装を行う際の下地調整の工程で処理できる範囲です。ただし年々本数が増えている、線が太くなってきた、周囲を叩くと軽い音がする、という場合は表層だけの問題ではない可能性があるため、点検をおすすめします。

Q. 業者に見てもらうとき、どこを見てほしいと伝えればいいですか?

「家の裏側と北側も見てください」とお伝えください。危険なひび割れや劣化は、道路から見える正面ではなく、日が当たらず人目にも触れない面に出ていることが多いためです。この事例でも、心配の元になっていたのは裏面のひび割れでした。加えて、屋根・シーリング・サッシまわり・ベランダの防水も見てもらうと、雨漏りの入口を一通り確認できます。調査後は、どこに何の処置が必要で、どこは不要なのかを分けて説明してもらってください。

Q. ひび割れの補修だけを頼むことはできますか?

できます。ただし、ひび割れの補修は足場が必要になることが多く、補修だけのために足場を組むと費用効率が悪くなります。塗装の時期が近いのであれば、塗装と一緒に行うほうが結果的に負担は軽くなります。逆に、まだ塗装の時期ではなく特定箇所だけ急ぐ場合は、その部分だけの処置をご提案します。必要な処置を必要な範囲で、というのが私たちの考え方です。

Q. 外壁と屋根を同時に塗ると、工期はどのくらいかかりますか?

この事例は17日間でした。外壁のみなら2週間前後、屋根も同時に行う場合は2〜3週間が目安です。雨天の日は作業を止めるため、その分は順延します。工事中も通常どおりお住まいいただけますが、高圧洗浄の日と塗装の日は窓を閉めていただき、洗濯物は室内に干していただくようお願いしています。

ひび割れは、すぐ雨漏りにはならない。でも放っておかないでください

「壁にひびが入っているんです。ここから雨漏りしないか、心配で」——冒頭のご相談に、いまお答えするとしたらこうなります。

そのひびが、すぐに雨漏りにつながる可能性は高くありません。ただ、そのまま何年も放っておいていいものでもありません。

ひび割れは、それ自体が症状ではなく、家全体の防水がどのくらい弱ってきたかを教えてくれる目印です。目印が出たら、家を一周して裏と北側を見てみる。気になったら、見てもらう。その段階で分かれば、たいていは塗装工事の範囲で収まります。

そして、見てもらった結果「今は大丈夫です」と言われることも、十分にあり得る答えだと思っていてください。必要な処置を、必要な範囲で。それ以上でも、それ以下でもなく。それが、私たちみのりペイントが現地調査でお伝えしたいことです。

東大阪市日下町、そして東大阪市全域でお伺いしています。壁のひび割れが気になったら、まずは写真を送っていただくだけでも構いません。調査もお見積りも無料です。

写真を送るだけ、スマホで外壁診断

劣化のサインが気になったら、お家の写真をLINEで送るだけ。無料で状態を診断し、今すぐ塗るべきか・まだ待てるかを正直にお伝えします。

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