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平野区のALC外壁塗装|工場・倉庫・鉄骨物件に多いALCの塗装周期・費用・注意点

「うちの倉庫、外壁がALCらしいけど塗り替えって普通の家と同じでいいの?」——平野区で工場・倉庫・鉄骨造の物件をお持ちの方から、みのりペイントがよくいただくご質問です。

結論から言うと、ALC外壁は一般的な窯業系サイディングとは”劣化の出方”も”守り方”もまったく違います。ALCは中身が気泡だらけで水を吸い込みやすい素材のため、表面の塗膜とシーリング(目地)が切れた瞬間から一気に劣化が進みます。ここを理解せずに「とりあえず色を塗るだけ」の工事をすると、数年で塗膜が膨れたり、内部に水を含んで爆裂したりして、かえって寿命を縮めてしまいます。

この記事では、大阪市平野区・加美南を拠点に自社施工で外壁塗装を手がけるみのりペイントが、平野区に多いALC物件の特徴・塗装周期・費用の一般目安・下地補修のポイントまで、現場目線で正直に解説します。

平野区喜連のアパート 外壁塗装の施工前後(ビフォーアフター)
平野区・喜連のアパート/外壁塗装のビフォーアフター(2階建て・工期3週間)

そもそもALC外壁とは?サイディングとの違い

ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete(オートクレーブ養生・軽量気泡コンクリート)」の略です。セメント・石灰・けい石などを原料に、内部に無数の小さな気泡を含ませて高温高圧で固めた、軽くて丈夫なコンクリート系のパネルのこと。厚みは一般的に37mm・50mm・75mm・100mmなどがあり、厚みがあるほど断熱性・耐火性・遮音性に優れます。

工場・倉庫・鉄骨造のビル・マンション・アパートで多く採用されるのがこのALCで、平野区のように町工場や事業所が集まる地域では、ALCの外壁を持つ建物が非常に多くあります。

ALCと窯業系サイディングの違いを比較

平野区のALC外壁塗装|工場・倉庫・鉄骨物件に多いALCの塗装周期・費用・注意点 図解

一般住宅で最も多い「窯業系サイディング」と、ALCの違いを表に整理しました。

項目 ALCパネル 窯業系サイディング
主な採用建物 工場・倉庫・鉄骨ビル・マンション・アパート 戸建て住宅が中心
構造 内部に気泡を含む厚いコンクリート系パネル セメント+繊維の薄い板
断熱・耐火・遮音性 高い(厚みで性能が上がる) 標準的
吸水性 非常に高い(水を吸い込みやすい) 高い(同じく防水塗膜が必須)
目地(シーリング) パネルごとに多く、量が多い 板の継ぎ目にある
塗装で最も大事な点 防水と目地補修(吸水を止めること) 防水塗膜と目地の維持

最大の違いは、ALCが「内部に気泡を持つ=水を吸い込みやすい」という点です。この一点が、ALCの塗装を語るうえで一番大事なポイントになります。

平野区は工場・倉庫が多い=ALC物件が多い地域

平野区でALC外壁の塗装のご相談が多いのには、明確な理由があります。平野区は大阪市内でも有数の”ものづくりの街”だからです。

大阪市の公表資料(平成26年経済センサス-基礎調査「平野区の概況」)によると、平野区内の製造業は1,972事業所・従業者18,459人にのぼり、製造業の事業所数は大阪市内で2位、従業者数は3位。区内の事業所のうち約4分の1(約24.6%)が製造業という、町工場・倉庫が密集する地域です。

こうした工場・倉庫・鉄骨造の建物は、外壁にALCパネルを使っているケースが本当に多い。だからこそ平野区では「ALCの塗り替えを、ALCの性質を分かった業者に任せたい」というニーズが高いのです。

幹線道路沿いのALCは”黒ずみ”が出やすい

平野区には国道25号・府道2号(大阪中央環状線)・阪神高速14号松原線といった幹線道路が通っています。交通量の多い道路沿いや工場地帯の近くでは、排気ガスや工場排煙に含まれる油分が、空気中のチリ・すすを吸着して外壁に固着します。

この油分は水を弾く性質があるため、雨が降っても簡単には流れ落ちません。結果として、幹線道路沿いや工場が近い立地のALC外壁は、黒いススのような汚れ・黒ずみが特に出やすいのです。私たちが平野区で現場を見ていても、幹線道路沿いの建物は黒ずみが目立つ傾向があります。

外壁の汚れの原因と落とし方については、平野区の外壁の汚れ・黒ずみの原因と対策の記事でも詳しく解説しています。

なお、「平野区は海に近いから塩害が心配」という声をいただくことがありますが、平野区は完全な内陸で、大阪湾岸から十数km離れています。塩害は沿岸部(おおむね海岸から数km以内)特有の現象なので、平野区のALC外壁で塩害を心配する必要はほぼありません。心配すべきは、むしろ排気ガス・すすによる汚れと、次に説明する「吸水」です。

平野区喜連のアパートの高圧洗浄工程
平野区・喜連のアパート/塗装前の高圧洗浄(付着した汚れをしっかり落とす)

ALCは吸水しやすい——だからシーリングと防水が命

平野区のALC外壁塗装|工場・倉庫・鉄骨物件に多いALCの塗装周期・費用・注意点 図解

ここがこの記事で一番お伝えしたい核心です。ALCは内部が気泡だらけの素材のため、塗膜という「傘」が切れると、スポンジのように水を吸い込みます。水を吸ったALCに起こるのが、次のような症状です。

  • 塗膜の膨れ・剥がれ:吸い込んだ水が乾くとき、塗膜を内側から押し上げて膨れ・剥離を起こす
  • 爆裂(ばくれつ):吸水した水が凍結・膨張を繰り返し、ALCの表面が欠け落ちる
  • 目地(シーリング)の破断:ALCはパネルの数だけ目地が多く、ここが切れると一気に水の通り道になる
  • 雨漏り・内部の鉄骨のサビ:鉄骨造の場合、外壁から入った水が構造体の鉄を錆びさせる

つまりALC外壁塗装は、「色をきれいにする工事」ではなく「水を建物の中に入れないための防水工事」だと考えるべきなのです。だからこそ——

① シーリング(目地)は「増し打ち」ではなく状態を見て正しく処理する

平野区のALC外壁塗装|工場・倉庫・鉄骨物件に多いALCの塗装周期・費用・注意点 図解

ALCはパネルの継ぎ目が多いぶん、シーリングの総量が多い外壁です。ここが劣化して切れていると、いくら壁面をきれいに塗っても目地から水が入ります。

みのりペイントが手抜き業者との違いとして一番大事にしているのがここです。劣化して痩せた古いシーリングの上から新しいシーリングをかぶせる「増し打ち」だけで済ませてしまうと、下の劣化した層ごと剥がれてしまうことがあります。目地の状態に応じて、既存を撤去してから新しく充填する「打ち替え」を行うべき箇所はきちんと打ち替える。この判断と手間を省かないことが、ALCの寿命を大きく左右します。

② 防水機能を持つ下塗り・塗膜でしっかり「傘」を作る

吸水しやすいALCには、下地をしっかり固め、防水性を確保する下塗りが欠かせません。下塗りを省いたり薄めたりすると、ALCが塗料を吸い込んでしまい、上塗りの色ムラ・早期の色あせ・膨れの原因になります。下塗りを省略しないこと——当たり前のようで、時短工事では真っ先に省かれてしまう工程です。

平野区喜連のアパートの下地補修・シーリング工程
平野区・喜連のアパート/下地補修・シーリング工程(目地を丁寧に処理する)

ALC外壁でよく見られる劣化サイン

以下のサインが出ていたら、ALCが水を吸い始めている、あるいは吸うリスクが高まっている合図です。早めの点検をおすすめします。

劣化サイン 意味・放置するとどうなるか
チョーキング(触ると白い粉) 塗膜の防水性が落ちてきたサイン。塗り替え検討の目安
目地シーリングのひび割れ・肉やせ・剥離 水の通り道ができている。ALCでは最優先で対処すべき
塗膜の膨れ・浮き・剥がれ ALCが既に水を吸っている可能性が高い
表面の欠け・爆裂 吸水と凍結・膨張が進んだ状態。下地補修が必要
黒ずみ・すす汚れ(幹線道路沿いに多い) 美観の問題に加え、塗膜劣化のサインのことも
室内側の雨染み・鉄部のサビ 既に浸水しているサイン。早急な調査を

ALC外壁の塗装周期の一般目安

ALCそのものはコンクリート系で丈夫な素材ですが、寿命を決めるのは「表面の塗膜とシーリングが防水機能を保っているか」です。塗り替えの周期は使う塗料のグレードで変わります。以下はあくまで一般的な目安で、立地・日当たり・前回の施工品質によって前後します。

塗料グレード 塗り替え周期の一般目安 向いているケース
シリコン系 約8〜12年 コストと耐久のバランス重視
ラジカル制御系 約10〜15年 色あせしにくさとコスパを両立したい
フッ素系 約15〜20年 塗り替え回数を減らしたい大型物件・工場
遮熱系(工場・倉庫向け) グレードにより異なる 屋根・屋上からの熱を抑えたい工場・倉庫

塗料選びは「土地柄」よりも、お客様の予算とその建物をあと何年使うか(ライフプラン)で決めるのが正解だと、私たちは考えています。たとえば「あと10年で建て替え予定の倉庫」に高耐久フッ素を使うのは費用対効果が薄い一方、「長く使う本社工場」なら塗り替え回数が減るフッ素のほうが結局トクになることもあります。

工場・倉庫には遮熱塗料が効果的

住宅では遮熱塗料の体感差はそこまで大きくなく、10万円以上高くなるなら費用対効果は薄いと私たちは正直にお伝えしています。しかし工場・倉庫は話が別で、遮熱塗料はしっかり効きます。屋根・屋上の面積が大きく、日中こもる熱で室温が上がりやすい建物では、遮熱塗料で表面温度を下げることが、作業環境の改善や空調コストの抑制につながります。ALCの工場・倉庫では、遮熱の採用を検討する価値が十分にあります。

塗料の色選びについては平野区の外壁塗装の色選びの記事もあわせてご覧ください(濃い色・白系の注意点なども解説しています)。

ALC外壁塗装の費用の一般目安

ALCの塗装費用は、建物の規模・階数・劣化の程度・使う塗料・目地の打ち替え量によって大きく変わります。ここでは、みのりペイントが平野区で実際にお受けしている価格感を、正直な範囲でお伝えします。

平野区の一般的な戸建てで屋根+外壁を同時に塗ると130〜150万円が普通です。工場・倉庫・アパートといった大型のALC物件は、面積・足場の規模・目地の総量が住宅より大きいため、この金額とは別に、現地を見てのお見積りが必要になります。断定的な坪単価をこの記事で示すことはしません(実際に見ないと分からない要素が多すぎるためです)。

一方で、費用を抑えるうえで確実に効くポイントもあります。それが「屋根と外壁を同時に施工すると、足場代が15〜20万円ぶん浮く」という点。足場は一度組めば屋根も外壁も一緒に施工できるので、別々に工事するより明確にトクです。

費用に影響する要素 ポイント
塗装面積・階数 工場・倉庫は面積が大きく、住宅とは別の見積りが必要
目地シーリングの量・打ち替えの割合 ALCは目地が多いぶん、ここが費用を左右する
下地補修(爆裂・欠け)の有無 劣化が進むほど補修費が増える=早めが安い
塗料グレード シリコン→ラジカル→フッ素の順に上がる
屋根との同時施工 足場代が15〜20万円ぶん節約できる

外壁塗装の費用の内訳や相場のもう少し詳しい話は、平野区の外壁塗装の費用・相場の記事にまとめています。

なお、大阪市には「外壁塗装」を単体で補助する助成金制度はありません。省エネ改修・耐震改修いずれの制度でも、塗装工事は明確に対象外と規定されています(大阪市住宅省エネ改修促進事業の手引にも「塗装工事及び屋根の葺替工事は対象外」と明記)。「外壁塗装に使える助成金があります」と言って契約を急がせる業者には注意してください。

平野区喜連のアパートの外壁塗装工程
平野区・喜連のアパート/外壁塗装の工程(下塗り・中塗り・上塗りを重ねる)

下地補修——ALC塗装の”仕上がりを決める”工程

ALCの塗装で、塗る前にどれだけ丁寧に下地を整えられるかが仕上がりと寿命を決めます。みのりペイントがALC物件で必ず行う下地補修の流れは、おおむね次の通りです。

  1. 高圧洗浄:付着したすす・汚れ・チョーキングの粉を徹底的に洗い流す。ここが甘いと塗料が密着しない
  2. 爆裂・欠けの補修:水を吸って欠けた部分を専用材で埋め、平らに整える
  3. クラック(ひび割れ)の補修:ひびを埋めて水の入り口をふさぐ
  4. 目地シーリングの打ち替え・処理:劣化した目地は状態を見て打ち替え、水の通り道を断つ
  5. 下塗り:吸い込みの激しいALCをしっかり固め、防水の下地をつくる

この5工程を”全部ちゃんとやる”のが、私たちの当たり前です。逆に言えば、下塗りを省く・劣化した目地に増し打ちだけして打ち替えない・洗浄を手早く済ませる——こうした「省き」は、お客様には見えないところで起きます。塗ってしまえば表面はきれいに見えるので、何も起きなければバレません。でも、ALCのように水を吸う素材では、数年後にその手抜きが膨れ・剥がれ・雨漏りとして必ず表面化します。だから私たちは、見えない工程こそ省かないと決めています。

平野区加美東の戸建ての下地補修・シーリング工程
平野区・加美東の戸建て/下地補修・シーリング工程

屋根も一緒に検討される場合は、平野区の屋根塗装・屋根カバー工法の記事もご参照ください。築20年前後のスレート屋根には塗装に不向きな製品もあるため、屋根と外壁は合わせて見ておくと安心です。

密集地・工場地帯ならではの足場と近隣配慮

平野区の工場・倉庫や、隣家との距離が近いアパートでは、足場の設置に工夫が要ります。一般的な足場の設置には隣地との幅が約70cm程度あるのが理想ですが、狭い場所ではセンター踏板(狭小地用の狭い足場)を使い、30cm前後の距離でも組める工法で対応します。

みのりペイントは着工3日前までに工事案内チラシと粗品を配布し、高圧洗浄の前日には飛散が考えられるお宅へ必ずご挨拶します。飛散防止のメッシュシートを適切に張り、隣家の車・窓・室外機などの養生も行います。工場地帯は稼働中の隣接工場への配慮も欠かせないため、この段取りを徹底しています。狭小地・密集地の足場の詳しい話は平野区の密集地の足場・近隣対応の記事をご覧ください。

平野区加美東の戸建ての外壁塗装ビフォーアフター
平野区・加美東の戸建て/外壁塗装のビフォーアフター

よくあるご質問(ALC外壁塗装のFAQ)

Q. ALC外壁は塗装しないとどうなりますか?

A. ALCは水を吸い込みやすい素材なので、塗膜という「傘」がなくなると雨水を吸い込み、膨れ・剥がれ・爆裂(表面の欠け落ち)や、鉄骨造なら内部の鉄のサビ・雨漏りにつながります。塗装は美観のためだけでなく、建物に水を入れない防水工事として必要です。

Q. ALCの塗り替えは何年ごとが目安ですか?

A. 使う塗料によりますが、シリコン系で約8〜12年、ラジカル制御系で約10〜15年、フッ素系で約15〜20年が一般的な目安です。ただしチョーキング(白い粉)・目地の割れ・塗膜の膨れが出ていれば、年数に関わらず早めの点検をおすすめします。

Q. 工場・倉庫のALCに遮熱塗料は意味がありますか?

A. 住宅では体感差が小さいことが多いですが、屋根・屋上の面積が大きい工場・倉庫では遮熱塗料はしっかり効きます。夏場の室温・作業環境の改善や空調負荷の軽減を狙えるので、検討する価値があります。建物の使い方に合わせてご提案します。

Q. ALC外壁の塗装に助成金は使えますか?

A. 大阪市には外壁塗装を単体で補助する助成金制度はありません。省エネ・耐震いずれの制度でも塗装工事は対象外です。「助成金が使える」と契約を急がせる訪問業者にはご注意ください。訪問販売の契約は、法定書面を受け取った日から8日以内ならクーリングオフが可能です(不安なときは消費者ホットライン「188」へ)。

平野区のALC外壁塗装は、地元・みのりペイントへ

みのりペイントは、大阪市平野区加美南を拠点に自社施工で外壁・屋根塗装を手がけています。工場・倉庫・アパート・鉄骨造といったALC物件が多い平野区で、ALCの「吸水しやすい」という性質を理解したうえで、目地の打ち替え・下地補修・下塗りといった見えない工程を省かない工事をお約束します。

  • 建設業許可:般-7第163661号
  • 拠点:大阪市平野区加美南5-1-14(当日中に駆けつけ可能)
  • 10年保証/Googleクチコミ 4.9(18件)
  • 代表 松本(塗装歴20年・外壁診断士・雨漏り健診アドバイザー)

平野区の外壁塗装全般については平野区の外壁塗装まとめ(総合ガイド)に、費用・助成金・色・屋根・エリアの情報をまとめています。あわせて平野区・加美東の施工事例平野区・喜連東の築37年の物件事例もご覧ください。

「うちのALC、まだ塗り替えは早い?」「工場の外壁と屋根、まとめて見てほしい」——そんなご相談だけでも大歓迎です。現地を見て、正直にお見積りします。

▶ 大阪市全体の外壁塗装ガイドはこちら:こちら

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