塗装業者の「ちょろまかし」5パターン|契約と違う塗料を見抜く方法
外壁塗装や屋根塗装を依頼したのに、契約した塗料と違うものを塗られていた──こうした「ちょろまかし」は、残念ながら塗装業界で一定数発生しています。塗料のグレードを下げたり、工程を省略したりすることで利益を上乗せする悪質な手口です。この記事では、よくある「ちょろまかし」のパターン5つと、お客様ご自身で見抜くための具体的な方法をご紹介します。

塗装業者の「ちょろまかし」とは?
「ちょろまかし」とは、契約内容と実際の施工が異なる状態を指します。具体的には、見積書に記載された塗料や工程を守らず、安い材料や簡略化した工事で済ませることで、業者側が不当な利益を得る行為です。お客様は塗料の専門知識がないことが多く、「塗り替えたばかりなのにすぐ剥がれた」「色あせが早い」といった症状が出て初めて気づくケースが大半です。
悪質な業者は、外壁塗装という「目に見えにくい品質」を逆手に取り、施主が工事中に細かくチェックしないことを前提にちょろまかしを行います。こうした被害を防ぐには、契約前に業者の信頼性を見極め、工事中も要所でチェックする姿勢が欠かせません。
よくある「ちょろまかし」5パターン

①塗料種類のすり替え(グレードダウン)
最も多いのが、契約時に提示した塗料よりも安いグレードの塗料を使う手口です。例えば「フッ素塗料で契約したのに、実際にはアクリル塗料を塗られていた」というケースがあります。
フッ素塗料とアクリル塗料では耐用年数も価格も大きく異なります。フッ素塗料は15〜20年持ちますが、アクリル塗料は5〜7年程度。差額分が業者の不当利益になっているわけです。
塗料缶に貼られたラベルを見れば製品名が確認できますが、悪質な業者は「缶の中身を入れ替える」という手口も使います(後述)。
②塗料缶の中身入れ替え
契約した塗料のラベルを貼った缶に、安価な塗料を入れ替える手口です。塗料缶を工事現場に持ち込んだ時点で、外見上は正しい製品に見えるため、お客様が気づきにくいのが特徴です。
見抜くには、缶を開ける瞬間を立ち会って見せてもらうことが有効です。未開封の缶を目の前で開けてもらい、塗料の色や粘度が契約書に記載された製品と一致するか確認しましょう。また、缶のロット番号や製造年月日をスマホで撮影しておけば、後からメーカーに問い合わせて確認することも可能です。
③塗料缶の本数ごまかし
必要な塗料の量を減らし、使用する缶数を少なくすることで材料費を浮かせる手口です。例えば、30坪の外壁塗装で本来なら10缶必要なところを7缶で済ませ、差額分を利益にします。
塗料が薄く塗られると、乾燥後の膜厚が不足し、数年で色あせや剥がれが発生します。見積書に「塗料○缶使用」と明記されている場合は、工事中に缶を数えて確認しましょう。缶の写真を撮っておくと証拠になります。
④工程の省略
外壁塗装は「下塗り→中塗り→上塗り」の3回塗りが基本ですが、これを2回で済ませる業者がいます。下塗りを省略すると塗料の密着が悪くなり、数年で剥がれる原因になります。
また、高圧洗浄や下地補修(ひび割れ補修・コーキング打ち替えなど)を十分に行わず、すぐに塗装を始めるケースもあります。工程ごとに写真を撮って記録を残す業者を選ぶと、後から確認できて安心です。
⑤工事中の不当な追加請求
工事が始まってから「外壁が予想以上に傷んでいる」「追加で補修が必要」といった理由で、高額な追加費用を請求してくるケースです。もちろん、実際に劣化が見つかって追加工事が必要な場合もありますが、悪質な業者は最初から安い見積もりを出しておき、後から請求額を吊り上げる意図で行います。
対策としては、契約前に現地調査を丁寧に行う業者を選ぶことが重要です。事前にしっかり診断していれば、工事中に予想外の劣化が見つかる確率は低くなります。また、追加費用が発生する場合は、必ず書面(追加見積書)をもらい、内容を確認してから承諾しましょう。
「ちょろまかし」を見抜く具体的な方法

スマホで塗料缶を撮影→AI確認→メーカー公式照合
工事現場に運び込まれた塗料缶を、スマホで写真に撮るのが最も簡単な確認方法です。缶のラベルには製品名・型番・ロット番号・製造年月日が記載されています。撮影した写真を、以下の流れで確認しましょう。
- AI画像検索で確認:Google LensやChatGPTの画像認識機能に写真をアップロードし、製品名が正しいかチェック
- メーカー公式サイトで照合:日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研など、メーカーの公式サイトで製品情報を確認
- カタログと比較:契約時にもらったカタログやパンフレットと、実際の缶のデザイン・色を照らし合わせる
ラベルが貼り替えられている場合、缶の底や側面に印字された製造番号で本物かどうか確認できます。不安な場合は、メーカーのお客様窓口に問い合わせると、ロット番号から正規品かどうか教えてもらえます。
缶を開ける瞬間を見せてもらう
塗料缶は通常、未開封の状態で現場に搬入されます。開封前に立ち会って、「この缶を開けるところを見せてください」とお願いしましょう。缶を開ける瞬間を確認することで、中身が入れ替えられていないか、色や粘度が契約内容と合っているかをその場で判断できます。
また、塗料缶には「開封厳禁」のシールが貼られているものも多く、未開封であれば安心材料になります。「缶を見せてほしい」と言って嫌がる業者は要注意です。信頼できる業者なら、快く見せてくれるはずです。
工事の各工程に立ち会って確認
外壁塗装は通常、以下の工程で進みます。
- 足場設置
- 高圧洗浄
- 下地補修(ひび割れ・コーキング等)
- 養生
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 足場解体
各工程の終了後に写真を撮らせてもらう、または業者が撮影した記録を共有してもらうことで、工程の省略がないか確認できます。特に、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが行われているかは重要なチェックポイントです。
在宅勤務やテレワークで家にいる時間が長い方は、工事の様子を時折見に行くとよいでしょう。業者が「見られている」と感じれば、手抜き工事をしにくくなります。
契約前に「ちょろまかし」を防ぐ業者選びのポイント

①相見積もりで価格と内容を比較する
必ず3社以上から見積もりを取り、価格だけでなく、使用する塗料のメーカー名・製品名・塗装回数・工期などを比較しましょう。極端に安い業者は、材料や工程を削っている可能性があります。
②見積書の内容が具体的かチェック
良心的な業者の見積書には、以下の情報が明記されています。
- 塗料のメーカー名と製品名
- 塗装面積(㎡単位)
- 使用缶数
- 工程ごとの作業内容
「塗装一式 ○○万円」といった曖昧な見積もりは、後から内容を変更されても気づきにくいため避けましょう。
③施工実績・口コミを確認する
業者の公式サイトやSNS、Googleマップのクチコミなどで、過去の施工事例や評判を確認しましょう。写真付きで工程を公開している業者は、透明性が高く信頼できます。
④契約書に保証内容を明記してもらう
塗装後の保証期間(通常5〜10年)や、保証範囲(剥がれ・色あせ等)を契約書に明記してもらいましょう。保証書がある業者は、手抜き工事をするリスクが低いと言えます。
みのりペイントの透明な施工スタイル
みのりペイント(大阪市平野区)では、代表の松本が直接現地調査を行い、お客様に納得いただける見積書を作成しています。使用する塗料は必ずメーカー名・製品名を明記し、工事中の写真を工程ごとに撮影してお渡ししています。
また、塗料缶の開封時にはお客様にお声がけし、ご希望があればその場で立ち会っていただくことも可能です。「ちょろまかし」が心配なお客様には、契約書と実際の施工内容が100%一致していることを、写真と缶の記録で証明いたします。
大阪南部(平野区・八尾市・東大阪市・松原市・羽曳野市・柏原市・大東市・堺市など)で外壁塗装をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。現地調査・お見積もりは無料です。詳しくは施工料金ページもご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 塗料缶を撮影したいと言ったら嫌がられますか?
信頼できる業者なら、快く応じてくれます。逆に、撮影を拒否したり不機嫌になったりする業者は、何か隠している可能性があります。「記録として残したい」と伝えれば、通常は問題ありません。
Q2. 工事中に立ち会えない場合はどうすればいいですか?
業者に「工程ごとの写真を撮って送ってほしい」と依頼しましょう。最近は、LINEやメールで進捗写真を共有してくれる業者が増えています。また、ご家族や友人に時々見に行ってもらうのも一つの方法です。
Q3. 追加費用を請求されたらどうすればいいですか?
まず、追加費用が発生する理由を詳しく説明してもらい、写真や動画で劣化箇所を見せてもらいましょう。納得できない場合は、別の業者にセカンドオピニオンを依頼することも検討してください。追加見積書をもらわずに承諾してはいけません。
Q4. 契約後に塗料を変更することはできますか?
契約内容の変更は、書面で合意すれば可能です。ただし、業者側が勝手に変更するのは契約違反です。変更がある場合は、必ず事前に説明を受け、追加費用や工期の変動について確認しましょう。
Q5. 安い見積もりの業者は全て怪しいですか?
必ずしもそうではありませんが、相場より著しく安い場合は注意が必要です。自社施工で中間マージンがない、大量仕入れで塗料を安く調達しているなど、合理的な理由があれば問題ありません。見積もりの内訳を詳しく聞いて、納得できるかどうかで判断しましょう。
まとめ
塗装業者の「ちょろまかし」は、塗料のすり替え・缶数のごまかし・工程省略・不当な追加請求など、さまざまなパターンがあります。お客様ご自身で見抜くには、スマホで塗料缶を撮影し、メーカー公式サイトと照合する、缶を開ける瞬間に立ち会う、工事の各工程を写真で記録してもらうといった方法が有効です。
契約前には、相見積もりを取り、見積書の内容が具体的かどうかを確認しましょう。施工実績や口コミも参考にして、信頼できる業者を選ぶことが最大の予防策です。
外壁塗装は高額な買い物です。少しでも不安があれば、納得できるまで質問し、透明性の高い業者に依頼することをおすすめします。
外壁のことが気になったらお気軽にご相談ください
みのりペイント(大阪市平野区)では、平野区を拠点に大阪南部全域(八尾市・東大阪市・松原市・羽曳野市・柏原市・大東市・堺市など)で外壁塗装・屋根塗装を承っております。代表の松本が直接お伺いし、丁寧に診断・ご提案いたします。現地調査・お見積もりは無料です。
みのりペイント